月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

ミッション・トゥ・マーズ(2000年作品)

とうとうこちら道東でも雪が降り続くようになってきましたー本格的な冬の到来です
新月前から天候が悪くお月見出来ていないのと夜勤後半がハードだったのでなかなか更新ネタが出来ませんでしたー
やっと夜勤が明けて今夜はお休み、月齢も2近いので天気さえ良ければ日暮れ前に三日月も見れそうな感じですが残念

そういう時はまた映画のお話でも!
今回は先日書いた「アポロ13」にも出演していたゲイリー・シニーズ主演の「ミッション・トゥ・マーズ」です
火星を舞台に描かれるSF映画なんですが描写が凄く綺麗です、宇宙空間や宇宙船のシーンは「2001年宇宙の旅」を思い出させる映像
そうなんです、この映画って「アポロ13」とは違い完全なSF映画なので思いっきり「宇宙人はいます!」的描写から始まってしまうんです
最初の有人火星探査計画で探査中の宇宙飛行士たちは火星の山頂付近で大きな結晶質の物質を見つけ探査に向かいます
そこで起きた生物を思わせる砂嵐にルーク船長を除く3人が殺されてしまいます、その結晶質の巨大な物は山ではなく宇宙人の顔をした大きな構造物だったのです
何とか着陸船にたどり着いたルーク船長は宇宙ステーションの仲間に向けて不鮮明ながら状況を発信した後連絡が途絶えてしまいます
最初の計画と並行しながら進められていた次の計画が前倒しされてルーク船長の救出作戦が進められることに、そこにはルーク船長と本来なら最初のミッションで行動を共にする筈だったウッディーとテリー夫婦の姿が
二人は次のミッションで火星に向かう船長と乗員です、もう一人の乗員フィルの三人では急遽決まった救出計画には一人足りない
そこで妻が病気で死んだため最初のミッションに参加できなかったジムも加わり火星へのルーク船長救出計画は始まる

この映画を観ていて描写は「2001年宇宙の旅」に似ているのではなく作品自体が火星を舞台にした「2001年宇宙の旅」そのものと言う感じなんです
冒頭から火星の古代遺跡が宇宙人の存在を主張していてそれを調べに地球人が向かう、様々な困難があって辿り着いた先に人間より進んだ存在があってそれに接触して人間が更にその先へと進むお話

救助に向かう主演のジムを演じるのはゲイリー・シニーズ 「アポロ13」でトム・ハンクスと競演していましたねー他にも「フォレスト・ガンプ」でもトムと競演、何とも人間味のあるキャラですがこの作品でも妻を亡くして精神的に弱くなってしまった宇宙飛行士を演じています

元ジムと火星探査計画のメンバーで最初のミッションの船長ルークを演じるのはドン・チードル 「オーシャンズ11」からのシリーズでは欠かせない存在であり最近では「アイアンマン2」にも1からの俳優変更として出ていますね
この映画でも明るい役を演じていますが家族思いで仲間意識の強い良い役です

同じくジムと元メンバーで次のミッションの船長ウッディーを演じるのはティム・ロビンス 何と言っても若き日のティムは「トップガン」でしょう、こちらはトムと言ってもトム・クルーズ主演の「宇宙戦争」でも競演していましたよね

そしてウッディーの妻でありミッションのメンバーでもあるテリーを演じるのはコニー・ニールセン 「グラディエーター」とは全く違った感じの演技と言うか顔立ちに初め気付きませんでした(笑)

この映画、初めは「2001年宇宙の旅」でラストは「未知との遭遇」という感じでしょうか、ゲイリー・シニーズが演じるジムが冒頭のシーンで妻を亡くして精神的ショックから降ろされてしまった火星探査ミッションのメンバー送別会でルークの息子が作った自宅横の秘密(宇宙)基地を見つめるところがあるのですがそこからのお話は全てジムの心の中で描かれた妄想なんではないか?と見終わってから感じる映画でした
火星の描写は思いっきり砂漠での撮影だなーと感じる描写なんですが宇宙空間での描写が凄く綺麗で宇宙ステーションも何処か「2001年宇宙の旅」を思い出させるデザインで好きですね(笑)

ミッション・トゥ・マーズ [DVD]

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