12月12日の月
昼間に外が暗くなったと思ったら急に吹雪き始めて驚きました、晴れていたのに一変の空
しかし1時間もしないうちに明るくなり始めて再び快晴になる天候、夏などには発達した雨雲が通過して夕立や雷雨などありますが冬には珍しいですね
雪の後に晴れたので日暮れには溶けた雪が凍ってツルツル路面になってしまいました・・・帰宅の運転が滑る滑る(笑)
今夜も月が綺麗です、溶けた雪が氷点下で凍りツルツルになった地面に月明かりが反射しているようです
満ちてきて足元は見やすくなったのですがキラキラと光る路面は更に怖く見えますねー
昨日も書きましたが14日には月に探査機が着陸を試みます、中国の探査機なんですが成功すれば1976年以来の月面着陸
振り返れば月へ人類初の到達は1969年の7月、アポロ11号が成功させました
その後もアポロ17号まで13号を除く各機が人類を載せて月へと降り立ちました
当時ソ連と呼ばれたロシアは先行するように宇宙進出を行っていてアメリカはそれに追いつき追い抜くために月への進出を行いました
もちろんソ連も月に向けて様々な探査を行ったり挑戦を続けていました
アメリカは月への往復を17号まで行ったのですが度重なる高額な予算と民衆の関心が繰り返される月映像に薄らいでしまったのかソ連との競争に勝ったと満足してしまいアポロ計画は18号で大きく方向転換してしまったのです
それは競い合ったソ連との地球周回軌道で互いの宇宙船をドッキングさせるアポロ18号+ソユーズ19号共同作戦が行われたのです
これを起点にアメリカはアポロ計画を終えました、しかしソ連は月面探査を終えることはありませんでした
月に初めて探査機(ルナ2号)を打ち上げたのもソ連で最後の探査機(ルナ24号)を着陸させたのもソ連でした
中でもルナ計画でソ連はアメリカが成し得なかったことを3度行っています、ルナ計画で無人の探査機を使い月の土や石を持ち帰っています(サンプルリターン)
ですから今回の中国が無人探査機を月面着陸成功させればソ連・アメリカに次いで3番目の国となりますね
今夜の月には雨の海が半分以上見え始めました、雨の海の左上にある虹の入江が見え始めるのは明日あたりから
見え始めるということは虹の入江に朝がやってくることになります、日の出を迎えた虹の入江に14日には着陸機が降り立ちます
国が違えど日本からもこの月挑戦の成功を願いつつ14日のお月見も楽しみたいですねー
と書きましたが気になるのはソ連が人類初の月探査機を打ち上げたと書きましたが着陸はしていないんです、実は推進器を積んでいないため月には到達していますが月面へそのまま激突しています(笑)
更に今回は月面到達を書いていますが日本にも月探査機を「かぐや」より以前「ひてん」というものを打ち上げています
この「ひてん」はアメリカやソ連に次いで3番目に月周回軌道にのった探査機となります
更にルナ2号が月面激突での到達と考えれば「ひてん」も終了時に月面に降下させて激突させていますので3番目の「月へ到達した国」となるかもしれませんね(笑)
とにかく14日には地球から見える虹の入江に中国の探査機が着陸を試みます
もちろん望遠鏡を使っても探査機は小さいので見えません、しかし「ひてん」が月面衝突(ステヴィヌス付近)した際は地上からでも確認できたそうです
いつも見上げている月ですが「何か見えるかも」なんて夢を膨らませて見上げると更に楽しみが増えますね