2月20日のオオワシ
今日も流氷を見に向かった先で楽しみにしていたのは北海道の冬ならではの大きな鳥に出会うため
そうです、オオワシです!
ハクチョウやタンチョウなど大きな鳥は居ますがやっぱりこの凛々しい姿は冬でしか出会えないオオワシですから車を走らせながらもその姿を探してしまいます
葉の落ちた山の木にいることもありますが多くは川辺の木や橋の外灯で羽を休めている姿を見かけます
オオワシの大きさですから遠くからでも居ることは判るのですがある程度まで近づくとそこから近づいて写すのは本当に苦労します
他の鳥のように少し飛んではまた降り立つことが少なく大きく羽ばたいて飛行に乗るまでが長いので距離も追えなくなります
車通りがある場所では車を降りずにゆっくりと近づけば窓から写せるのですが運転席からや助手席の窓からしか写せませんので制限も多くなってしまいます
またエンジンを掛けた車を走らせたり停めたりして近づきますのでアイドリングの振動で望遠時にはブレやピントの甘さも気になります
橋の外灯にオオワシを見つけましたのでこの距離でまずは1枚写します、失敗して逃げられても「とりあえずは写せた」と自分を言い聞かせるための1枚(笑)
400mmで1枚目ぐらいの距離なら車を降りても飛んでゆくことは無いようです
あとはオオワシの許容範囲がどれぐらいなのか警戒の仕草や飛び立つ前の準備姿勢に移らないよう慎重に近づきます
少し近づき写したい姿勢や向きになったオオワシに「飛ぶなよー」と呟きながらシャッターを押しては静かに歩みだすの繰り返し
更に木や外灯など高い場所にいる場合、近づけるのは嬉しいのですが近づき過ぎると下からの姿になってしまい顔やその鋭い表情を写し難くなります
しっぱいすると尾っぽや羽の向こうに下から煽った嘴が見えるだけとか(笑)
最終的にオオワシが警戒して飛び立つまで追いかけるのではなく自分が「うん、良い」と思える写真が何枚か写せたら静かに背を向けてその場を離れるのが一番
写真を写すというのは機材や腕もさることながら重要なのは被写体の理解や協力なんだと思います
今日出会ったことに感謝しつつシャッターを押して離れる際にお礼をいうくらいの気持ちでこれからも北海道の様々を写してゆきたいと思います