2月25日の女満別空港
知床の帰り道、網走辺りから吹雪き始めて女満別(大空)町で前が見えなくなるほど
車を停めるためにバイパス道に入る手前の女満別空港で少し休むことにしました
時間的に発着が重なる時間でしたので吹雪いていましたが展望デッキに上がって飛行機を写してみます
飛行場では機体に付着した雪を取り除いたり再付着を防ぐ液体を吹き付けている光景がみれました
吹雪で飛んでくる飛行機がすぐそこまで来ていても見えない状況、着陸するパイロットもこの天気は嫌でしょうね
機体にダッフィーが描かれた機体もあって吹雪の中を飛び立ってゆきました
高度を上げて雲の上に出てしまえば見通しも良いのでしょうがパイロットにしてみれば天気が悪いのは緊張も増しますし大変ですね
2月25日のエゾシカ
知床にはエゾシカを飼育している牧場があります
道沿いからでも群れで集っているのが判るので車を停めて写してみました
北海道ではエゾシカによる農業被害も多くその他に冬期の餌不足から木々の皮まで食べてしまい森林を枯らしてしまう原因にもなっています
狩猟も行われているのですが食肉や加工品としてエゾシカを一定数安定供給するために牧場が作られているようです
2月25日の知床山々冬景
網走を朝に通過したのは午前中から知床を見て回りたかったから
天気も良くクッキリと見える景色は雪景色が眩しいほどの美しさです
斜里岳は険しい頂に強風が吹いているようで雪飛沫が舞い上がっています
自分はあまり風景写真を写さないのですがこういった遠くの山や地形などを写していると昔の月観測者たちが地上の地名や地形の名前を月に用いたのが凄くわかる気がしてきます
他の山などもそうですが望遠レンズで覗いていたり写していて月を望遠鏡や双眼鏡で見上げている気分と重なることが多いのです
更に遠く離れた地形を見ると月で見える形状もこの山々と同じで近づけばかなり印象の違ったものに見えているということが多いのも事実だと知ります
よく地上から望遠鏡で見た月の地形が人工物に見えるとか都市や基地に見えると騒ぐ方がいますがそれらに「本当だ」「確かに宇宙人の痕跡だ」と騒ぐのも楽しいことですし夢が膨らむことでもありますね
しかし地上でも月に比べれば僅か数キロの距離が離れただけでも地形が緩やかに見える光景ですが実際は凸凹が人や家よりも大きな場所ばかり
遠くの地形や風景を眺めるということは月の地形などを見た際にそれがどれぐらいの規模なのかを思い浮かべたり計る際の良い見本となることも多いので勉強になります
何処でも言えることなのですが自然の前(中)で人工物など身近で見て「大きいな」と感じるものであっても山一つの全景から比べれば小さな大きさ
今後、人類が月に降り立ち開発や探査を進めたとしても地球から望遠鏡で見上げて人類の痕跡を確認できるのは何世紀掛かるのかな?
2月25日の網走・鱒浦
先月撮影して時間が経過してしまいましたが網走に出かけた際に時間も速く朝日がまだ昇り切っていない時間でしたので光の加減が綺麗に見えてシャッターを押しました
今冬は流氷の訪れが遅くなかなか接岸しませんでしたが気温は低く車外に出れば頬を刺すような冷たさ
陽を反射して輝くオホーツクの海、例年なら流氷に覆われた海で凍てつく灯台が見られる光景なのですがキラキラを輝く海面が本当に綺麗でした
あまり風景写真を写さない自分ですがこの一コマは心奪われレンズを向けました
PENTAX K-1 フルサイズ発売決定
とうとうペンタックスの名を冠したフルサイズ一眼が発売されますね
ペンタックスのKマウントが好きで使い続けている自分は以前から「キャノンやニコンはフルサイズを頭に一眼を展開しているのに何故ペンタックスはフルサイズだけ欠けているのか?」と感じていました
更に数年おきに噂される「ペンタックスがフルサイズを発表」を聞き楽しみにしては立ち消えになり落胆の繰り返し
確かに衰退したペンタックスにはフルサイズを生み出して商品化出来る力が無くなっていたのかもしれません
しかしリコーに吸収されてペンタックスはやっと「フィルムカメラと同じ土俵に立てた」わけです
APS-Cサイズがどのメーカーでもフィルム時代の主力と同じ扱いを受けていますが本来はフルサイズがその存在
撮像素子が高価になる為にワンサイズ下がその役目を担っているのは事実ですがペンタックスは何故かフルサイズを抜いて更に上の中判サイズを出しています
謳い文句に「過去から変わらぬペンタックスレンズを数多く使用できる」と書いているくせにそのレンズの機能制限は仕方なく思いますが描写を使いきれるカメラは今まで一つも無かったのです
フィルム時代のレンズを使い本来の描写を知るにはフィルムサイズと同じフルサイズが前提なのだとカメラを使うようになり実感していました
ですからやっと、やっとペンタックスが出すフルサイズ一眼発売
四月末には発売されるようですがこれは偏にリコーという企業力のおかげ
今後従来のペンタックス時代から開発や商品化に努めていた人たちの取材や対談があるのでしょうが技術力・性能を披露する前にリコーという「後ろ盾」があったから形に出来たことを感謝しなければいけませんね
そしてそれを目に・手に出来る我々もそれを心にこれからもペンタックス機に接してゆきたいものです
予想店頭価格は25~27万程度、他社でフルサイズはその1.5倍~2倍近い価格です
28mmを28mmで、50mmを50mmで使える感覚、自分もぜひ味わってみたいものです
頑張ってお小遣い貯めなきゃ(笑)
2月20日のオオワシ
今日も流氷を見に向かった先で楽しみにしていたのは北海道の冬ならではの大きな鳥に出会うため
そうです、オオワシです!
ハクチョウやタンチョウなど大きな鳥は居ますがやっぱりこの凛々しい姿は冬でしか出会えないオオワシですから車を走らせながらもその姿を探してしまいます
葉の落ちた山の木にいることもありますが多くは川辺の木や橋の外灯で羽を休めている姿を見かけます
オオワシの大きさですから遠くからでも居ることは判るのですがある程度まで近づくとそこから近づいて写すのは本当に苦労します
他の鳥のように少し飛んではまた降り立つことが少なく大きく羽ばたいて飛行に乗るまでが長いので距離も追えなくなります
車通りがある場所では車を降りずにゆっくりと近づけば窓から写せるのですが運転席からや助手席の窓からしか写せませんので制限も多くなってしまいます
またエンジンを掛けた車を走らせたり停めたりして近づきますのでアイドリングの振動で望遠時にはブレやピントの甘さも気になります
橋の外灯にオオワシを見つけましたのでこの距離でまずは1枚写します、失敗して逃げられても「とりあえずは写せた」と自分を言い聞かせるための1枚(笑)
400mmで1枚目ぐらいの距離なら車を降りても飛んでゆくことは無いようです
あとはオオワシの許容範囲がどれぐらいなのか警戒の仕草や飛び立つ前の準備姿勢に移らないよう慎重に近づきます
少し近づき写したい姿勢や向きになったオオワシに「飛ぶなよー」と呟きながらシャッターを押しては静かに歩みだすの繰り返し
更に木や外灯など高い場所にいる場合、近づけるのは嬉しいのですが近づき過ぎると下からの姿になってしまい顔やその鋭い表情を写し難くなります
しっぱいすると尾っぽや羽の向こうに下から煽った嘴が見えるだけとか(笑)
最終的にオオワシが警戒して飛び立つまで追いかけるのではなく自分が「うん、良い」と思える写真が何枚か写せたら静かに背を向けてその場を離れるのが一番
写真を写すというのは機材や腕もさることながら重要なのは被写体の理解や協力なんだと思います
今日出会ったことに感謝しつつシャッターを押して離れる際にお礼をいうくらいの気持ちでこれからも北海道の様々を写してゆきたいと思います
ANA JA462AとJA03AN
女満別空港沿いの国道を走っていたらANAのボーイング737が空港手前で大きく旋回しながら飛んでいます
でも空港の滑走路とは向きが違うし余程風が強い時でなければこちら側から向かうのは変かな?と見ていると高度を下げずに旋回
離陸する機体待ちでしょうか?サイトを見ればすぐ判るのですが運転中
それなら空港の向こう側へと飛んで行った飛行機とは別の期待が離陸してくるはずと車を停めて待っていたら
空港手前の林の向こうからプロベラを回したボンバルディアDHC-8が上昇しながら姿を現しました
北見市にいて飛行機を見るときはかなりの高度ですから空港近くで低空の飛行機を見られるのは嬉しいですね
特に便数が少ない田舎の飛行場ですから偶然発着の時間に出くわさなければ運転していてもなかなか出くわさない光景なのでついついカメラを向けてしまいます(笑)
2月20日の能取岬
毎日最低気温は-20℃を下回る日が続いているのですが天気は良く昼間の最高気温は+になることが多いです
2月と言えばこちらでは真冬、海は流氷に覆われ-20℃を下回り昼間の最高気温も+にならない「真冬日」が続いています
しかし最低気温は同じように下がるのですが流氷が接岸しません、ロシアからの南下はしていて網走からでも水平線には白い流氷の姿が見えています
でも北からの風が弱いためか接岸するまで近寄ってきていません
今日も網走まで出かけたのですが先日天都山から写した光景とほとんど変わらず
気持ち少なくなったというか遠くなったような気もしてきました
流氷は例年オホーツク海沿いの北側から接岸してゆきます、ですから紋別側から知床側まで見渡せる能取岬まで走ることにしました
驚いたことに岬の先端に進むとサロマや紋別側ですら流氷の姿が水平線にも薄くしか見えません
もちろん知床側にはまだ流氷が流れていった姿が見えず、網走沖にやや集めの流氷の筋が見えるだけ・・・
網走の沖合に見える流氷も望遠で写してこの程度なのですから余程の北風が吹かない限り一気に接近して接岸とはいかない気がしてきました
こういったよく「温暖化の影響」と簡単に片づけられてしまう目に見える現象ですがこれは数十年前から見ても数年おきに繰り返し起きていることで逆にここ数年は流氷が接岸する日にちや日数が増えていたんです
今冬はその遅れたり接岸しなかったりする年だったのかもしれませんね
ギンギツネ?
今日の休みも朝から快晴、オホーツク海沿いをドライブしてきましたが雪に覆われた畑に数匹のキタキツネを見つけました
茶色というより言葉通り「キツネ色」の明るい黄色掛かった茶色の姿
でも1匹だけタヌキでは?と思うほど黒い姿が一緒に行動しています
道路沿いの林を隔てた畑、車を停めてカメラを向けますが木々や鹿避けに張られたネットに邪魔されて姿を写せません
こちらを気にしつつ移動始めたキタキツネのグループ、黒い姿も一緒に進み始めたので木々の間から何とか写せました
北海道では以前から黒いキツネが見かけられるようになりキタキツネか?と新聞などでも載っていたことがありますが多くは養殖場で毛皮用に飼育された種が逃げ出したりして野生化
更に既存のキタキツネと交配することによって黒毛化しているものが居るようです
またペットやキツネを飼育している場所から逃げ出したりしたものが混じっている可能性もありますね
黒くこのように野生化したキツネを「ギンギツネ」と呼ぶようでこの見かけた個体もそうなのかもしれませんね