8月10日のコゲラ
実は今日カメラを持って出かけたのはある鳥を探してでした、それは啄木鳥の中で未だ出会えぬクマゲラです
雨続きの後で待った快晴、しかし森に入ると山道が崩れていたり斜面が泥濘んでいたりと思うように進めません
服装や装備も久しぶりの山装備、進む先々で機関銃に撃たれたような木を見つけてはアカゲラとは思えないほどの大きな穴や朽ちた木々を確かめその気配を探します
登山をされていたり森林作業をされている方などから結構見かける話は聞くのですが狙うとなかなか出会えないものですね(笑)
穴だらけの木を見つけては蚊や小虫を払いつつ待ち続けましたがその姿どころかドラミングや鳴き声も聞くことは出来ませんでした
時間も過ぎて諦め森を抜け出そうと足を進めると木の上からポツポツと雨垂れのような音が聞こえます
森に入ると日差しも鈍りますし雨も直接当たらなくなるので空の変化が判りにくくなります
「雨が降ってきたのか?」と高みを見ると雨の感じはしません
しかし時々ポツポツと音が聞こえてきます、耳を澄ますと虫のようなチーチーという鳴き声も同じ方向から聞こえてきます
「もしかして」とレンズを向けるとその先には小さなコゲラが木を啄いていました
雨垂れに聞こえたのはコゲラの小さな嘴が樹皮を突く音だったんですね