8月10日のコエゾゼミ
今日は朝からカメラを持って森へと入りました、雨続きだったので森の中は湿度も高くキノコやコケも多く地面も泥濘んだ状態
草薮に入れば衣服が濡れるほど潤っており生き物たちも活き活きしているのが伝わってきます
日差しを遮る森の中では空気も静かで生き物たちの様々な音が聞こえます、耳を澄ませば動きから生まれる音が言葉以上に伝わってきますね
もちろん音無き命の名残りも見ることができ蛇の抜け殻や巣立った鳥の巣やセミの抜け殻なども今年生まれた命の存在を教えてくれますね
セミの抜け殻はもう主が尽きているでしょうが樹皮にシッカリと立てられて主なき今もその抜け殻を支えている力強さを感じます
陽が高くなってくると気温も上がり木々から次々とセミの鳴き声が始まりました
子供の頃は虫網を掲げていつまでも木を見上げていましたがセミを見つけることは難しかったなーと思いつつ童心に戻って鳴き声を頼りにその姿を探してしまいます
日が射し透ける葉の影で鳴き声の主を見つけました、逆さの姿勢が予想外でしたが大きさと鳴き声からコエゾゼミですね
面白いもので何度見ても見つからないものが一度その姿を認識してしまうともう見逃さなくなる人間の目って凄いですね(笑)
立秋も過ぎましたので北海道では短い夏も終を迎える時期に向かいます
同じく地中から出ると短い命を燃やすセミ、明日は台風の影響を受けそうですがその後の台風一過まで頑張って欲しいです