月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

7月19日の月

今日も薬を飲んでは横になる一日、それでも昨日に比べてかなり体が楽になりました

夕飯を食べて窓から外を見上げると薄暗くなった東の空に綺麗な月が浮かんでいます
先日も書きましたが明日7月20日という日はアメリカのアポロ計画で人類初の月面到達した日です
1969年、日本では昭和44年の日付が変わって21日になります
当時日本でも半日に及ぶテレビ放送を行って沢山の人たちが月面に降り立つ姿に見入ったのでしょうね
その時自分は2歳半、覚えているわけはないのですがそれから10年後に月へ興味を抱き夢中になった時にはもうアポロ計画は終了していました
アポロ計画は1966年、偶然にも自分が生まれた年に始まりそれまで幾つか進行されていたマーキュリー計画ジェミニ計画が統合された形で目標が月へと向けられました
残念ながらこの偉業に向けて宣言を行った当時の大統領ケネディはこの月面到達を見ることなく暗殺されてしまいましたが「1960年代(10年以内)に人類は月に行って帰ってくる」という言葉が現実になったのが1969年の7月20日だったんです
多くの人たちがこの偉業に夢を抱き見守ったのですが一度実現してしまうとその関心は薄れてゆくばかり・・・様々な探査や実験が行われ月が紐解かれてゆくと人々の月への関心は低くなってしまいました
残念ですが17号を最後に当初20号まで予定されていた計画は変更されて地球の軌道上で滞在したり月面への競争をしていたロシア(当時ソビエト)との共同計画などになり終了を迎えました
今尚人類は月以外の星へ到達してはいません、月へも1972年が最後の往復となっています
振り返れば当時我が家の生活ではテレビは白黒テレビかラジオ、電話だって珍しく家にはありませんでした
自家用車を持っている家も珍しく子供たちも自転車が何よりも大切な宝物でした
エアコンなんてあるわけもなく扇風機があれば良い方で冷蔵庫も氷を買ってきて冷やすもの、洗濯機は脱水槽がなくローラーで絞るものでしたね
生活や仕事の大半がまだまだ機械化ではなく人力に頼らなければ成り立たなかった時代に先進していたアメリカで成し遂げられた月(宇宙)への偉業
夏になりこの偉業を思い出すたびに月への憧れと共に当時成し遂げられた「先進国としての力」を感じ現代日本が自負している「我国の先進性」はそれに適っているのか?と思ってしまいますね