月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

3月9日の舞雪

吹雪く外を窓越しに見ていていると風が止まると吹き付けていた雪の粒が空中に漂っています
小粒だったり綿のようにフワリとしていたり雪も様々な姿なのが判ります、窓を閉めたままですがこの光景を写してみたくなりました
でも放射冷却の厳しい状況で見えるダイヤモンドダストも写すとなるとなかなか見たような光景に写すのは難しくいつも試行錯誤しているのでこの舞う雪の粒をどう写し取るか悩む自分

それで試したのはAFでは雪の粒は小さすぎてピントが合いません、そして舞い続ける雪にピントを合わせるのは難しいですよね
月や野鳥はほとんどがMF操作、しかし風景や日常の光景を写す時は気軽に写せるAF操作で写しています
ここは試しにピント合わせをMFのままファインダーを覗きつつピントリングをゆっくり回します
絞りを絞り気味にすれば被写界震度が稼げますのでそれも良いのですが出来れば開放気味にして見ている感覚に近づけたいですよね
舞う粉雪には様々な形があります、それを目で追うとフワフワと漂う光景、その瞬間を切り取りたい気持ちでファインダーを覗いていると時々それに近い光が目に入ります
ピントを雪が舞う空間に固定したまま見つめていると合焦距離に雪が漂うとその粒がシッカリ見えるのが確認できます
それは舞う粉雪を目で追う感覚に似ていてこれを写せたら嬉しいですよね、シャッターを押しましたが思い描いていた描写とは違います
ファインダーで見る像は目の機能が意識とは無関係に脳への像を調整しているのでカメラ側の設定をそれに近づけないと見た感覚と重ならないのでしょうね
色々と露出設定を試してみてこの1枚が一番イメージに近い写りになりました、吹雪で吹き付ける雪が風を失い漂う光景は舞台に舞う紙吹雪のようでもあり自由に飛びまわる生き物のようにも見えます
自然というものは厳しく時として光や命さえ奪う力を持っている存在、しかしその自然も沢山の光や命の集まりだと感じたひと時でした
とは書いてみましたがそれほどの撮影力は自分に無いんですけどね(笑)