月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

3月10日のヒヨドリ

先週の台風並みな暴風雪で多くの事故があり尊い命も失われてしまいました
今回も天候が悪化するとの予報に天気予報を始めテレビ各局も外出を控えるよう昨晩から呼びかけていて次々と通行止めや運行休止になる交通機関にその対応が見られます
津波警報でも今月から多くの人に危機を呼びかけるために色々と変更が行われていますが一番大切なのは訴える側以上に受ける側の受け取り方とそれを理解する知識なんだと思います
時として万全の備えを設けても避けることの出来ないのが自然災害、しかしその被害を最小に抑えるべく気象庁や各災害に対して研究・対策し続けている人たちがいます
自分もよく書くのですがこちらでここ数年、天気予報があまり当たりません
天気予報で雨や雪の予報が出ても職場や身の回りでは「でも天気予報当たらないからなー」という声が必ず上がります
しかしだからと言って雨予報なのに傘を持たないとか雪予報なのに薄着で出かけたりは全くの非常識・無知識だと自分は感じます
外れるのは多くの税金などが使われている機関では問題です、一企業であれば顧客先を失い廃業も当たり前の世の中で立場が違うので生き残っているようなものにさえ感じることもあります
でも「天気予報じゃなく天気予想だ」と言われても多くの技術や情報を集って出されている予報、外れたとしても一個人が曖昧な感覚や的当てのような予測と判断でそれを否定するのは駄の一文字
外れても備えがあれば「降らずに良かった」と言えるんですよね、逆に晴れ予報で雨などは勘弁して欲しいですが・・・
自然という大きな存在の極一部の模様を完全に言い当てることなど人間には不可能なこと、日々精度を上げることは出来たとしてもそれは人間の枠を決して超えることはないでしょう
あの大きな震災から再び年区切りの日を迎えます、今尚復興に兆しにすら立っていないと自分は思っていますが風化する自然災害への意識は周りでも多く感じています
発される情報は様々、その多様する情報の中でそれに「浸かるだけ」ではなく「意味を理解する」自らの力を持ちましょう
人間の文明や発展は火と共に始まったと言われます、太古より多くの人々が火を用いてきましたが発展・進化(賢く)したと思っている現代人の中で自らの力で火を起こすことのできる人間が何人いるでしょうか?
視点を変えれば我々現代人は生き抜くために必要ではない知識や技術のために多くの大切な知識や技術を失っているのかもしれませんね

降り頻る雪の中、身一つで厳しくとも力強く生きる命を見つめて同じ個である自分の弱さや劣りを見つめた気がします
餌台にやって来る囀りが聞こえたので降り頻る雪の中、窓を開けて少しでもヒヨドリを綺麗に写したくカーテンに隠れるように粘りました(笑)