月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

5月17日の月(満月)2

今日は明るくて綺麗な満月を沢山お月見出来ました!満足満足(笑)
やはり月が昇るにつれて赤味は薄くなり一番高い位置まであと少し(11時半ぐらい)、先ほどブログを書いてからノンビリお月見を始めた時に写した月と比べてみましょう

先程よりは赤いというより黄色っぽく感じる色に薄まってきましたね、月を描くと黄色で描いているのはこの色彩がイメージに残っているからなんでしょうね
と言う事は地球の大気が月をこの色に見せているのですから宇宙空間で月を見ている宇宙飛行士の目には月の色はこう見えないことになるのかな?

そしてこれが11時過ぎに写した月です、黄色も抜けて(正確には他の波長の色も届くようになった)いつもの月になりましたねー(笑)

ではここで科学的な問題です、もし気象的条件や大気に何か(噴火の噴煙とか異物)が漂っていて月がいつもより色付いて見えたとしたら何処の大気が影響したのでしょう?
これは月と地球の位置と自転・公転を考えて地球から月への距離と地球の大気の厚みを用いて計算すれば簡単に・・・
いえいえそう簡単ではありませんね、地球の地表(自分のいる位置)から月が地平線より上に見え始める月の出から月の色が薄くなった南中時刻より前の時間まで月の公転距離とその角度を求めたり地球の自転速度と移動距離などを求めたり、そこから地球の大気層で同角度なら地球上ではどれだけの距離に値するのかを求めると自分が居る場所から月の出からの軌跡方角にある範囲の大気が影響していると予測されます
もしその中に火山の噴火があったり(大きな噴火なら範囲外からも漂ってきますが)気象衛星からの画像で雲の動きや黄砂とか他の影響を調べてみたりできますね
本当はこの方法でも正解の場所を予測できないかも、いざ計算してみたら予想より全然身近な範囲だったり、逆に自分が予想していなかったぐらい離れた場所の空(大気)もお月見しながら眺めていたんだと驚いたり、意外な答えが出ると思いますよ
「全然知らないから」とか「計算は苦手」とか「上手く理解できない」と難しく考えず「こうなのかも?」「もしかして?」とお月見に少し科学や計算を付け加えた瞬間にその人は大昔から「あれは何だろう?」「あの大きさは?」「あそこまでの距離は?」と思い手探りで研究した学者の仲間入りが出来るんです
きっと三角形や○の面積を求めたり月の満ち欠けを予測したり川を挟んで向こう岸まで渡ることの出来る橋を計算したりなど正確に求められるのはそういった「探究心」と「好奇心」が生み出したものなんでしょうね

ちょっとだけ難しいことを書きましたが正しい値や正確な数値を求めるのが大切ではなくて月の存在を見える姿だけではなく数字や値で知ってみると身近な大きなものも凄いことも以外に小さな値だったり(笑)
例えば自分が乗っている車の走行距離が月までの距離で見てみたら地球からどれぐらい進んでいることになるのかな?とか
アポロが月まで行った日数と距離を車で同じように行くとすると時速何キロで走らなきゃいけないのか?
その速度で月に着くように止まるには何キロ手前からブレーキを掛けなきゃ止まらないか?(実際は車のブレーキじゃ止まれないとかは無しですよー)とか面白い値が出てきますので試してみてくださいね!

気付けば日付が変わってしまいました、スペースシャトルも最後の打ち上げが行われましたし綺麗な満月を眺められましたし今夜は大満足で寝れそうです(笑)