月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

8月9日の月

今日は久しぶりの晴れ、先週まで9日ほど30℃を超える毎日が今週は雨続きの毎日

真夏日が続いている時も降雨予報はあり雲も広がっていたのはいたんですが降るまでは至らず、夜空に雲が広がるばかりでした

日も暮れて涼しげな風が入る窓際に立つと夜空が明るく見えます、今月になって初めてのお月見はもうこんなに満ちていました

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古くから北海道は旧暦の名残が強く七夕も7月7日ではなく旧暦に換算した値に近い8月7日に嗜まれていました

しかしここ十数年ほどその風習も廃れてしまい新暦の7月7日に行われるのが当たり前になってしまいました

子供の頃は「七夕は7月7日、でも北海道は8月7日」と年に2度の七夕を楽しんだものですがそれも珍しくなってしまったのでしょうね

日本が昔用いていた旧暦での七夕は7月7日、それが改暦で新暦となった後もそのまま7月7日で引き継いたので実際には毎年日付の違いが生まれます

今年であれば8月2日が本来(旧暦)の7月7日に当たるのですが七夕の意味よりその催しや行いが曖昧に扱われていて単に楽しむ風習だった為か日付だけが重視されてしまい今の七夕になってしまった気がします

皆さんは8月といえば何を思い出しますか?多くの人が「お盆」を思い浮かべると思います

ではお盆は何故8月なんでしょう?ご先祖様が戻ってくるという大切な意味合いがありますよね

実は旧暦でのお盆は7月でした、しかし新暦でそのまま7月にしたのはごく一部の地方だけで本来の時期である新暦でもこの8月にズレて「月遅れ」と呼びつつも本来のお盆を行っています

しかし七夕だけは7月7日という数字だけで引き継がれました、本来七夕はこれからお盆を迎えるための準備が始まる時期を過ごす風習でありその意味合いは取り扱われなかった形だけの催しになっています

短冊に願いを書いて吊るすと叶うという利己的な望みばかりが独り歩きしてしまったのでしょうね、また商法的にも7月7日という固定された部分が良かったと思われます

北海道は本来の習わしに近い意味合いでも一ヶ月遅れた8月7日に七夕を行っていて古くからの習わしを残すものでしたが悲しいものですね

多くの場所で梅雨明けを迎えて子供たちも夏休みに入ったこの時期、昔ながらの七夕が復活してもらいたいものですね

久しぶりに見上げた月も明日昇って日付が月曜(11日)に変わり3時頃に満月を迎えます

今夜の満ちた月を見上げながら8月7日を過ぎて立秋を迎えた風を感じていました

気象庁の予報とは裏腹に今年の夏は暑くなりエルニーニョもありませんでしたがこれからは秋に向かってゆっくり進むのか駆け足なのかと思いを馳せています