3月17日の月(迎満月)
今夜も綺麗な満月が夜空に明るく光っています、昨日も書きましたが日付的には今日の月が満月
でも満ちたのは深夜の2時過ぎでして今夜昇ってきた月は16時間以上過ぎた「満月を迎えた後の月」となってしまいます
ですから題名は「迎満月」としてみました、昇り始めた月ですので高く昇った月よりかなり反時計回りに傾いていますね
写真では上になる部分にもう影が落ち始めていて地形に影が出来ていますね
月を望遠で写すようになって感じるのは「満月である時間の短さ」
見上げているだけなら2・3日は満月に見える丸さなのに望遠だと影の存在に気付いてしまいます
面白いものですね、中学生時代で月に夢中になり当時の本や資料を調べてアポロ計画など科学的な探査など色々と詳しく知りたいと思いつつも知識が増えるとともに自分の中に「知れば知るほど魅力が減ってゆくような気がする」と感じたことがありました
月の満ち欠けがどうして起きるのかを理解すれば毎日姿を変える月の見え方が当たり前に感じたり
色が変わって見えるのは地球の大気と光の仕組みを理解すれば不思議とは感じません
本来科学というものは古から身の回りに「不思議」「不可解」と思われることを「何故か」と証明する知識
身近な存在である月という星を科学が探求すると今まで不思議や夢に感じていた月の姿や存在が一つ一つ削られてゆくような気持ちにも感じたとこがあります
でも結局は人間の力、自分たちの住む地球でさえその多くはまだ不思議でいっぱい
もちろん月もその姿は細かく探査されているのですが自分たちが住む地や街のような感覚(距離)で把握は出来ていません
その証拠にアポロ計画で人間が送り込んだ様々な機械を後の人間は未だ目の当たりに確認できていないのですし捏造説まで実しやかに語られていますね(笑)
アポロ計画で月に立った人達は何人もいます
しかし世界中を見ても地球から月に人間が何かを残したり築いた痕跡を見つけることは出来ません
その程度のサイズ(規模)でしかまだ月には触れていないのです、科学は人の暮らしに沢山の豊かさを齎せました
しかしそれは人間というサイズでのことであって月や人が住む地球から見ればまだまだ小さな力
多くの不思議や不可解が月には眠っていますしその姿を自分たちは見上げています
否定的に人間には不可能と書いているわけではなく自分の中には一つの見極めがあります
それは単純なのかもしれませんが我々が見上げる月に「目に見える人類の痕跡」が確認できるようになった時、月へ人類が進出し科学を持ち込んだ証だと思っています
「何だ、単に大きなものを築けば良いだけなんて安直な」と思われるのかもしれません
しかし身近であっても遠い星である月に大きな建造物や機械を持ち込み築くのは今の人類科学では難しいのです
もちろん費用も掛かりますが世界規模で行ったとしても科学的に可能であっても技術的に無理だったり実現できていない課題も多々あるのです
人類の科学は遠い宇宙の果てにまで新しい知識や技術でその眼を向けていますが一番近い星にさえ何かを築くまでに熟してはいないんです
そう思えるようになったのは40半ばを過ぎてから(笑)
考え方が変わると再び月への面白みや興味が湧いてくるものですね、更に当時は解明されたり結論が出ていた「科学的に事実」と誰しもが信じていたことが今の科学では違う解釈になっていたり
科学は常に真実であり確定されたものではない、時代や人間の進歩によって常に書き換えられたり塗り替えられる言わば「現時点での立証」でしかないんですよね
ほんの数十年で大きく変わってしまう事実って事実なんでしょうか?
否定的に受け取らないでくださいね、だからこそ科学って面白いものなんです!
何十年、何百年、何千年、何億年経っても変わらぬ月の知識(事実)を知ってしまったら何の面白みも無くなってしまいますもんね
多くのことが謎で多くのことが解明されてゆくが時代とともにそれも塗り替えられる
だからこそ常に月を見つめたり気にしたりして興味が尽きない存在なんだと、今夜の月を見上げながら「不思議だなー」という心を失わないんだと思いました