月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

2月11日のオオハクチョウ

昨日出かけた女満別湖から網走湖、帰りは逆方向になるのですが網走の鱒浦まで足を伸ばして流氷を眺めてきました

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先日、流氷接岸初日を迎えましたので海浜は流氷があると思っていたら沖へと引いてしまっていました

流氷は接岸をしてからも風の向きで寄せたり退いたりを繰り返し氷が分厚くなりシャーベット状の氷が青白い流氷の姿に変わります

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去年より1ヶ月は流氷で海が覆われるのが遅れていますので面白い光景が見られました

いつもなら海に流れ込む河川は凍らないのでそちらに入り越冬している白鳥が海で過ごしています

もう少し先に進むとある濤沸湖などもその大きな越冬場所にあっていますね

さらにその他の河川でも多くの白鳥を見るのですが一部では工事を行っている場所もありその影響もあるのかな?

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皆さんも白鳥といえば湖や池など穏やかな水面で過ごす姿を思い浮かべると思います

しかしここは海ですから押し寄せる波もあり優雅に見える白鳥も色々と大変そうでした

波しぶきを上げながら押し寄せる波に打たれつつ乗り越える白鳥たち、よく見ると流氷は沖へと離れていますが水面には海水に浸かった氷が浮かんでいます

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波とともに白鳥に押し寄せる氷混じりは当たると痛いんでしょうね、冷たい海水は羽毛や白鳥特有の血液循環で補っていると思うのですが怪我を招きかねないものですから見ているこちらがヒヤヒヤしてしまいます

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大きめの波が打ち付けると海水を浴びながらも波を乗り越える白鳥たち、でも小さな波を乗り越える姿を見て一つ気づいたことがあります

波しぶきを上げないほどの波なのに白鳥たちの回りでは波しぶきが上がります

よく水鳥などスイスイと優雅に佇む姿の下では水中で掻く忙しい足があると言いますよね

この白鳥たちも同じで波を乗り越えるのに波に身を任せているだけじゃなく波に合わせて波を泳ぎ超えているんですね

親鳥に混じり灰色の若い姿も揃っての光景、餌を取るような姿もなく波打に向かって泳ぐ姿に「もしかして子に対して波打ちへの対応や繰り返し波超えをさせて春には北へと向かうための体力作り」などを行っているのかな?と思うような光景でした