12月8日の月
日が暮れると西空に月が光っています、月齢は5を過ぎてもう半月(上弦)に近づいてきましたね
今夜の月には左下に海王星が付き添っているのですが・・・さすがに肉眼では海王星を確認できませんでした
冥王星が太陽系惑星から除外されたことからこの冥王星が太陽系で一番遠い惑星となりました
子供の頃には「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」と習ってきた世代ですから何となく数が減ったのは寂しいものですね(笑)
冥王星の明るさは6等級と聞きますが人間の肉眼で見ることの出来る限界も6等級の星(6等星)みたいですので月がなく暗い夜空なら見つけられるかもしれませんね
先日書きました中国の月探査機が月面着陸に向けて計画を進めています
6日には月の周回軌道に入ったようですのでこれからは着陸に向けて数日周回した後に更に低い周回軌道へ向かう楕円軌道に入ります
そこまで到達すれば予定としては14日には月面着陸に向けて効果を始めることになりますね
さて現在探査機が月の周りを回っているだろう周回軌道の高度ですが100kmとのこと、この数字は懐かしいアポロ計画でも見る数値で司令船が月を周回するのに取った高度
ここで周回しながらアポロ計画では着陸船を切り離し降下させたのを思い出します、呼び名としては「月の宇宙待機軌道」と呼ばれます
そして中国がこれから数日かけて更に低い周回軌道へと移るのですがその高度は15km、これはアポロ計画で着陸船が降下しながら周回して着陸態勢に入った高度となります
これは真似とかではなく月を科学的に見れば自然と打ち出されてくる数字であり人工物を軌道上に周回させたり着陸させるのにこの値が出てこなければいけないものですね
更にこの高度を使うことには今後の計画に使われるだろうデータ収集や技術検証も兼ねられていると思いますね
今後は着陸して採取したサンプルを地球へと持ち帰るサンプルリターンも予定されていますし飛行士が月面に降り立ち再び地球へと戻る計画
今日は日曜日、新しい週の始まりですね
今週は数十年ぶりに月に人類の作った機械が降り立つ週です、もちろんその間に沢山の探査機が月周回軌道で役目を終えて月面へと降下・激突しています
しかし着陸を目的に人工物が降下するのは1976年(現ロシア・ルナ計画)以降久しぶりのこと、他国での計画と他人事ではなく人類が再び月に向けての挑戦と感じ成功を見守りたいですよね!