9月19日の月(満月・中秋の名月)
仕事を終えての帰り道、東の山に月が昇ってきたのを見つけました
山の上に明るく光る月は日本の月というイメージが濃いですね、残念ながらその場で車を止めて写すことは出来ませんでした
帰宅すると自宅の窓から400mmで写したのですが満月は明るいですね(笑)
見た目のように写してしまうと明るいので全体的にノッペリとしてしまい地形などが見難くなるので少し暗めに写しています
昇り始めた月はまだ低い位置ですので大気の影響を受け赤みを帯びて見えます
よくお月様を描くと黄色く塗る人が多いのはこの大気の影響で月が色付いて見えるからなんですね
他にも大気中の汚れなどでも見えることもありますがほとんどは月が高く昇れば色付きは弱くなります
今夜はお稲荷さんを妻が作ってくれましたので俵積みしたお稲荷さんを摘みつつ家族でお月見、もう日暮れには肌寒くなってしまうこちらですが晩御飯を楽しく食べて食後にはデザートならぬお月見団子を食べながらお酒も少々嗜みました
旧暦では8月15日、文字通り十五夜のお月見です
のんびりとお月見を楽しんで再び写すと色付きも薄くなりまし少し時計回りに回転しているのも判りますね
毎日満ち欠けが進み約1ヶ月で満月を迎える月、でも1年を通して全部の満月を拝めるのは天気の状況もあるので意外に難しいものです
この中秋の名月も必ず見れるとは限りません、ですから昔の人は考えて文字の違う仲秋という言葉を旧暦の8月に用いました
すなわち中秋の名月を見れなくても旧暦の8月の月は全て仲秋ですから文字が違えど今月の月を見れれば良しと解釈していたようですね
農耕が重要で生活に直結していた時代、農作業が一段落を迎え出す今時期です
陽の長さも夜が長く感じ始める時期ですから実りの喜びと夜長の憩いを考えてこの時期にお月見を定めたのかもしれませんね
現代はそういった季節感を感じる身の回りが少なくなりました、1年を通じて食べ物は豊富にありこれからやってくる冬に備えて備蓄や用意もそれほど必要ありませんね
だからこそ心や体に季節の区切りを感じさせるために今夜のお月見を楽しんでみては如何でしょう?
今夜は天候に恵まれなければ明日・明後日のお月見でも充分丸い月が見られるので是非!