6月22日の水飛沫
夏の日差しに嬉しくも暑くて立ち寄ったのは公園の噴水
腰掛けて日陰で涼んでいると間隔をおいて次々吹き上がる噴水を眺めていました
光にキラキラしながら飛沫を上げる噴水、人間の目ではその光景は流れる水の姿ですよね
面白いことを思いつき色な露出で写しては妻に見せてあげました
SSを遅くすればどんどん目で見ている水の姿に映るのですがSSを上げれば目では見えていなかった水の姿が見えてきます
妻曰く「無重力の水みたい」
確かに宇宙船やISSから送られる水を用いた実験のようですね
でも重力の働く地球上でも水は同じ形を持っているんです、無重力だからこの姿になるのではなくもともと水はこういった姿なんです
吹き上げられた水がその上昇する力を失い重力に引かれて落下する瞬間は無重力を同じ
実は宇宙ステーションのある空間も厳密には宇宙ではなく地球の重力が僅かですが働いている宇宙より地球に近い位置
単純に地上で見る水の姿は宇宙ステーションで見る水の姿より重力が強く働いていてその姿を長く保てないだけなんです
ですから宇宙空間だからあの姿(水の玉)になるのではなく地上より長くその姿を保ち続けているだけ
人間の目が単にその短さを見分けられる流れてゆく水に見えているだけなんですね
月や太陽が毎日昇って沈むように見えるけど実は地球が回って月や太陽を眺めているだけだったり人間の見た感覚で事実がその通りであるものって意外に少ないんですよね
だからこそ科学がある、見たもの全てが真実ではないというのが科学の証明に繋がります
面白いものですね、天動説と地動説が戦っていたのはそれほど昔のことではありません
事実を認めるのに目で見えているものが真実ではないという矛盾、現代の発達した科学でさえ立証して多くの人が本物(事実)と認めるのは最終的に人の目や頭なんですよね
と公園で涼みながら水の姿から科学の話を語り始めたら妻から「余計暑く感じる」とストップがかかりました(笑)