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月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

smc PENTAX-M 150mm F3.5 分解清掃

一昨日見つけたカビだらけの150mmレンズ、以前買った135MMと同じ構造なので分解してカビ落としや整備をしてみました
通常レンズの前玉を外すにはレンズ名が書かれている銘板を回して外すとネジなどが現れますがこのタイプは違います

まずはピントリングの滑り止めラバーを外します、古いものですから固くなっていたり劣化していますし冬は冷えているので傷めないように気をつけましょう
貼り付けてはいないと思うのですが劣化したラバーは内側に染み出しが起きていたり付着しているものも多いのでラバーの端を少しずつ捲るように1周して両側を行えばペリっと外れやすくなります
ラバーを外すと6箇所の穴が見えますね?この穴3箇所に凄く小さなネジが止まっていますので精密ドライバーを押し付けるように力を込めて回しましょう
奥まっている場所ですから滑り止めの手袋などをして力を込めネジを滑ないようにご注意!失敗すると取り出せなくなります
無事3本のネジを取り外すと内蔵フードと一緒にレンズの先筒が外れます

この150mmも135mmと同じように3枚のレンズが組み合わされて前玉となっています、先筒を外して現れた前玉を滑り止めの手袋でシッカリ握り回すと外れます
外した前玉の筒を横から見ると3枚のレンズが組み合わされて筒ネジで組み合わさっています、まずは両手で捻ると後ろと真ん中の止めが回り外せましたのでレンズをレンズクリーナーで綺麗に洗い拭き上げます
クリーナーですがメガネ用の物を使っています、クリーナー紙にメガネ用の洗浄剤を付けて拭いてそれからメガネ用のクリーナー布で埃なども一緒に取り除きます

次は残りの組み合わせなんですがこの2枚の組み合わせは幅が狭くってこのままでは力を込めて回せません
拭き上げた方を捩じ込んで回しても一回外した方が回ってしまいますのでちょっと思案、思いついたのは吹き上げて組み直した方を捩じ込んだら合わせ目にセロハンテープをグルっと貼り付けて回らないよう固定して再び力を込めます
すると幅の狭い方だけが回り残りの組み合わせも外れました
前玉は2枚の間にカビが広がっていて拭いてもなかなか取れませんでした、アルコールを含んだクリーナーですから何度も優しく繰り返し拭き続けてカビを取り除いています
焦らず傷つけず根気よく拭き上げて綺麗にしましょうね、これで前玉3枚が完了です!元通りに組み直して締め込む前に中に埃や拭き残しが無いか確認です

次に後ろ玉、ここは2枚のレンズが組まれています
ピントリングを回すと後ろ玉が出入りするタイプ、一番手前に出てきたら小さな後ろ玉が見えます
摘めれば掴んで回すのですがこのレンズはそこまで迫り出してきませんので道具を使って回します
レンズを収めている筒の内側にネジが切られていてそこにレンズが入って固定のためにリング状のものがねじ込まれています
こういったタイプは両側2箇所に工具を差し込む切り口が彫られていますのでここに本来なら専用工具を差し込んで回します
しかし専用工具を持っていませんので自分は先の尖ったハサミを使っています、でも注意して欲しいのはレンズ部分が近いとハサミの先が外れてレンズを傷付けたり最悪割れてしまうことも・・・この150mmはレンズ面が奥まっているので間違って刃先が外れても中に入り込まないよう手袋を付けた指先を差し込んで作業を行っています
ゆっくり力を込めて広げたハサミをの刃先を差し込み回すとカチっと少し緩みます、これ以上はハサミを使わずに指で回し外します

後ろ玉もねじ込まれていますので回して外すと2枚のレンズが組み込まれているので緩めて取り出したら丁寧に洗浄・拭き上げて出来上がりー
あとは元通りに組み直して出来上がり!でもシッカリ締め直す前に必ず中にゴミや埃が残っていたり覗いて光に翳したりして拭き残しが無いかチェックして下さいね!
自分も数個レンズの分解整備をしてきましたがレンズ=精密部品ということを忘れず最後の仕上げは特に何度も確認して焦らず丁寧慎重にがレンズを蘇らせる近道だと思います

レンズの状態は古ければ古いほど劣化や傷みがあります、一概に「この方法で大丈夫」というものは素人作業では無いと感じていますので皆様も分解する時は「最悪の事態」を認識して行いましょうね
正直、後ろ玉のカビが酷く何度拭き上げても跡が取れませんでした・・・一番後ろのレンズにポツポツと跡が残っていますので光学的には一番影響を受けやすい部分ですね
これほどのカビがビッシリ発生していたのは革製のレンズケースに入れっぱなしだったのかな?など分解整備しながら考えていましたー