月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

11月28日のオリオン大星雲(M42)

26日の深夜に写したオリオン座やオリオン大星雲はブレたりピンボケしたりと失敗ばかりでした
折角アストロトレーサーという気軽に星空撮影を可能にした機材を使いながら初歩的ミスで失敗したのは「どんなに性能の良い機材を持っていても写すのは自分(人間)」という原点を痛感した自分です
夜勤が明けて昼間天気も悪いことから出掛けずに仮眠をしていると雨垂れの音で目が覚めました
この時期なので雪が降り始めて溶けた垂れ音かと外を見ると本当に雨、気温が下がりきる前の雨で雪にはならず良かったのですが・・・折角の休みなのに星空は無理かな?と残念に思っていました
しかし夜も更けお風呂に入ってそろそろ明後日からの日勤に向けて昼間の生活へ戻そうと寝る準備をしていたら外は満天の星空でした
あれほど曇っていた空にはキラキラと星が瞬いています、これは外へ出て星空撮影をしたいところですが・・・お風呂上りに氷点下の屋外は風邪をひいてしまいますね(笑)
ただ以前窓際でもO-GPS1はGPSを捕捉出来て使えましたのでアストロトレーサーも衛星を2・3個捕捉出来れば使えるので今夜は窓際から三脚を立てて狙ってみることにしました!

前回と同じくオリオン大星雲を狙うのはSMCM 135mm F3.5を使用、窓際でO-GPS1を起動してK−rの電源を入れるとGPS表示は2Dです
アストロトレーサーを選択して撮影可能時間を見ると前回と同じ2分(120秒)、しかし室内の絨毯に三脚を立てていますし不安定ですから時間が長いとブレの可能性が高くなりますからISO感度を前回の1600から3200に上げて1分(60秒)でも撮影にしてみました
今回はオリオン座より低い位置に明るいシリウスが光っていましたのでそれを捉えてライブビューでピント(∞)の確認です
今回もピントリングを回し切った位置で指標どおり無限が出てくれました、シリウスの光が一番小さく少しでも戻すと光が広がりますので間違いないことを確認
絞りはF5.8、内蔵フードを引き出して街中の光害を少しでも和らげます、しかしここで撮影可能時間が2分から3分20秒に延びていることに気付きました
GPSの表示が2Dから3Dに変わっています、どうやらGPS衛星の捕捉数が増えたのでしょうね精度が増して可能時間が延びたのとシリウスからオリオン大星雲へとカメラの方向を変えたことにより方角で可能時間が延びたのかもしれません
ここで写す前に一呼吸「撮影は焦らない・設定したら下手に弄らない・ストラップは外す」と前回の教訓を確認して撮影開始です(笑)
我が家の窓外には沢山の電線が走っているのですが一枚目は思いっきりオリオン大星雲に電線が重なってしまい大星雲は写っているのですが見栄えが悪いので失敗
次は三脚を少し移動して電線を大星雲に重ならないよう写しましたがそれでも見栄えは良くない写りですね(笑)
短時間で写す為ISO感度を上げたのも粗くなってしまい残念かなー、やっぱりISO1600ぐらいが良かったと反省ー
一応ピンボケは回避できましたしトラペジウムも判る程度は写せましたので良かったー、窓際でも写せますので冬の星座や星雲などこれからも200mm・300mmでどれぐらい(何秒)写せるのかも試してみたいですね!