月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

12月15日の月

すっごく寒い!!今日は最高気温も氷点下・・・日暮れからは更に気温が下がってきて−10℃近いのでは?と思うぐらいの冷え込みです
外に居てもニット帽から出てる耳の下がジンジン痛いくらい、指先も痛くなってしまうのですが・・・まだ外に出て5分経っていません
見上げた空には月が、そして月の右側には木星が、先月までは東の空で明るく光っていた木星も空高く南側へと移っています

右に傾いた月、上弦を過ぎているので影の境にポツンとコペルニクスが見え出しました
下の方ではコペルニクスと同じく満ちてくると光り輝くクレーターのティコがまだ光っていないので丸くハッキリ見えますね
その下に大きく見えるのがクラビウス、こうやってクレーターを見比べてみると丸くハッキリ見えるティコよりクラビウスの方が丸みが崩れて見えますよね?
これは地球で言う侵食という現象で地球みたいに水も空気も地上に存在しない月では宇宙から降ってくるチリや隕石などが地表に当たって崩していくんです
そのため古いクレーターほどその侵食が進んでいるので出来た時代が古いことになります、もちろんこれはクレーターの場所や条件によって侵食が変わりますので厳密な時代測定にはなりませんがティコに比べてクラビウスの方が侵食されていて古いという結果は求められますね
これは子供の頃の記憶なので今は「かぐや」などの探査で変わっているかもしれませんがクラビウスが約40億年前に出来たとされています
そして満ちてくると光り輝くティコは2億年前、まだ哺乳類が誕生したかどうかの時代には月には光り輝くティコは存在しなかったのかな?
端数が大きいので大雑把にしか表現できないけど2億年ちょっとなら太陽系が天の川銀河を一周(公転)するのを同じぐらい
そう考えるとティコが出来た頃の位置に近いかもしれないので再び月に隕石が衝突したりして新しい光り輝くクレーターが生まれるかもしれませんよー
そこまで大きくない隕石の衝突は月で時々起きているみたいなのでいつか見れたらいいですね!これもまたお月見の楽しみでしょうか