6月29日の月
この月は昨夜写したのですが6月最後の今夜は残念ながら雨、月が変わり7月2日には満月をむかえる月ですので満ちてきていますね
でも昨夜も薄雲が広がっていて月はぼんやりと光っていました
K-rもISO感度を上げて1600以下であればそれほどノイズが気にならないカメラでしたがK-50では更に気にならないのが嬉しいですね
薄雲が掛かるだけで人の目ではそれほど暗くは感じなくてもカメラで写すと露出の値がかなり変わります
本来ならこれぐらい満ちていれば400mmでISO200にするとF8ならSSは1/400ぐらい稼げ手振れも気にならないのですが薄雲が掛かれば同じ設定で写る月は暗すぎて画像処理で明るくしなければ辛い状態
光量が足りないので明るくしても粗さの目立つ仕上がりになります
しかしISOを800まで上げればSSは1/600まで上げれますし400mmで手持ちでも手振れせず写せる1/400~1/500にしてF(絞り)を10まで絞ることも出来ます
ISO感度を上げればノイズが気になりますがデジタルカメラも年々進化していてこのノイズを目立たなく処理しているのが凄く判ります
K-50はISO感度を設定の範囲内で上げ下げするオート機能もあるんですがMFレンズを使う際のM(マニュアルモード)では使えず自身で決める必要があります
ノイズを気にして控えめな設定にするのではなく気にせずいつもより1段高く設定しても良いのは月撮影よりも動きのある野鳥撮影時にも嬉しい性能ですね
PENTAX SMC 55mm F1.8
先日smc M50mm F1.7で写した画像を貼りましたが普段から古いMFレンズを多く使っている自分
今回K-rの故障でK-50に買い換えたのですがレンズが20本以上になっているのでレンズセットは買わずボディのみの購入となりました
いつもは「レンズは○○」など詳しく書きませんが拝見してくださる皆さんの中で何か参考になる方が居ればと今回も1本を選んでみました
先日は50mm F1.7と当時標準で使われていたレンズでしたので今回もその前に標準として多く使われていた55mmをチョイスです
今まで中古で見つけて購入したレンズは必ずブログに貼りましたがこうやって振り返ったらボディも変わりましたので再確認するためにもブログに取り上げて見るのも良いですね
一枚目と同じようにこちらも絞り開放のF1.8、少し退いての撮影ですが被写界深度が浅く前後ともに大きくボケており合焦したい部分にピントを合わせるには風に揺れる花など厳しいでしょうね
まぁボケを楽しむならこうゆう場面より静物や人物を選ぶでしょうからじっくり時間を掛けてピントの山を掴みたくなる描写ですね
機種が変わりファインダーがミラーからガラスに変わったことでかなり見やすさが良くなったとこうゆうレンズを使うと実感できます
絞りをF2.8に絞ります、開放も大きくボケて魅力的ですがピントずれを防ぐ為にも1・2段絞った方が構図も決まりやすいかもしれません
絞りをF8まで絞ればかなり後ろまで何が写っているか判る程度のボケに落ち着きます
ボケボケの描写も綺麗ですが屋外で明るいレンズを使うと当時フィルム使用の時代なら簡単にSS上限に達してしまったり露出が狙い通りにはゆきませんね
今でこそデジタルとなりISOを下げたり変更出来ますがそれでも絞り開放で晴天時は1/6000です
このレンズはコーティングのSMCを冠していますがMやAなど時代を現す英一文字が無い初期のレンズ(通称PレンズやKレンズと呼ばれています)
マウントもねじ込み式のスクリューマウントから今に繋がるKマウントに変わった当初のレンズになります
時代を経てデジタルになった今でもこうやって美しい光を像にしてくれるのが嬉しいですね
阿寒湖遊覧船
先日出かけた阿寒湖、湖畔沿いで景色を写していると湖の小島(ヤイタイ島)の向こうから遊覧船が姿を現しました
ここ阿寒湖では遊覧船が数隻運航していてそれぞれに綺麗な模様が描かれています
遠目ですので300mmで写したのですがここは望遠であっても少しでも広大な阿寒の自然と遊覧船の大きさを比較できるよう絞りは開き目でシャッターを押します
被写体が遠くなれば奥との被写界深度が埋まってしまいます、ここはカメラを構える姿勢を低くして手前の湖面を入れてみることに
周りを広大な原生林と活火山を含む沢山の山に囲まれた阿寒湖、その湖面を走る遊覧船はとても大きいのですがこの大自然の中では凄く小さく見えてまるで模型の船のように映ってしまいました(笑)
6月7日の阿寒湖
今月に入ってから釧路を震源地に最大で震度5弱の地震が続いています、震源地は釧路中南部
釧路と言っても沖ではなく内陸側で阿寒湖の近くばかりです、距離的には北見から釧路へ向かうちょうど中間辺りで決して遠い感じがしません
震源の深さが浅く北見では震度2が最大で縦揺れが起きるだけで横揺れを感じない程度、阿寒には雌阿寒岳という数年おきに小噴火を繰り返している活発な火山があり噴火が起きるのでは?と不安になりますが火山性の地震ではないと聞いています
地図で確認すると震源地の上には雄阿寒岳や雌阿寒岳という活火山ではなく阿幌岳という山があり近くには木禽岳という山もありますがどちらも1000mに満たない山
分類が火山なのか調べてみたのですが判らず、どちらも過去に噴火したという話は見当たりませんでした
見た目も噴煙や水蒸気を上げているような場所や噴火口も無いので火山というより小高い山
心配していたのですが休みの日曜日、朝の8時過ぎにガタガタと短い揺れ
天気も良いのでカメラを持って車で阿寒湖へ向かうことにしました
まず向かったのは震源地になっている阿幌岳が見える場所、阿寒湖沿いの林道を進むと湖の反対側(阿幌岳側)に向かう道は何故かゲートが締まっており通行止めに
カヌーを積んだ釣りの人もゲートにいる人に理由を聞いていましたが通れないとしか答えが返ってこないようです
諦めて車で戻ると湖の畔から阿幌岳の見える方向を湖を挟んで写してみました
しかし先に書いた通り阿幌岳は1000mに満たない山、湖畔近くの起伏や原生林の森で山自体を写すことは出来ませんでした
次に向かったのは雄阿寒岳、この雄阿寒岳は火山ですが現在活発な変化は聞いていません
ただ地形図などを見ればわかる通りこの雄阿寒岳が今の阿寒湖を作ったと言っても過言ではなく雄阿寒岳は噴火しながら成長して元々あった湖を阿寒湖・パンケトー・ペンケトーの三つに分けるように裾を広げています
阿寒湖の右、雄阿寒岳の裾が被さって細くなった部分が滝になり落ち込み美しい景色になっているのですがこれも雄阿寒岳が成長しなければ生まれなかった光景なんでしょうね
最後に今も活発に水蒸気を噴き上げている雌阿寒岳に向かいます、よく勘違いされる方が居ますが阿寒というより雌阿寒岳は足寄側に向かことになります
北見から向かえば阿寒には行かず手前から曲がって足寄へと向かう道を進むと足寄に入ってからオンネトー行きの道に曲がります
途中道の先には大きな雌阿寒岳が見え始めるのですが雌阿寒温泉まで来ると硫黄というよりも糞便臭に近いほど濃いガス臭を感じます
さすがにこの匂い自分は苦手でして温泉タマゴも好きじゃないんです、ですからそのまま車を進めて先にあるオンネトーまで行きました
このオンネトーは雌阿寒岳の噴火で川が堰き止められて生まれた湖で神秘的な色で染まる湖面が美しい場所
ただ酸性が強く魚は住めない湖です、ここから雌阿寒岳と右側に阿寒富士の姿が見えるのですが湖面に映る光景は凄く美しく観光客も多い場所です
さて日曜の朝から地震で起き震源地を訪れるカメラ散歩となりましたが最後に書きますと火山性ではないとの見解
あくまで素人判断ですが火山性地震はプレート型とは違い山によってその揺れはバラバラ
阿寒湖でも雄阿寒岳・雌阿寒岳と観測されている山はありますが火山に設置されている各装置はこの二つの山に集中しています
ですので連続している阿幌岳下の震源が何から起きているのかを特定する要素に火山性を除外する有力なものは無いのも事実だと感じています
更に北海道でもここ阿寒湖、更に近くでは屈斜路湖、摩周湖はカルデラと呼ばれる日本語で言えば「破局噴火」となる大規模なカルデラ噴火が太古に起きている地帯
各噴火の年数は違いますが道東の範囲で見れば火山活動が起きやすい場所です
とかく噴火や噴煙が見えればその山が噴火にと思いがちですが噴き出してくるのは地下のマグマ
道東でもこれだけ広がっているのですから湖を挟んだ程度の距離で「離れている」と考えるのは人の尺でしか見ていない感覚に感じますよね
もちろん24時間監視体制でここ阿寒もその変化や噴火の兆候が見られています
でもそれは雌阿寒岳に限ったこと、日本各地に火山はありますが24時間監視されている火山は数えるほど
そしてそのデータを常時把握しているのか?と言うと・・・そうではないのが現状でここ最近続いている日本各地での噴火も実際は噴火してから避難を行ったり「事前に兆候が見られた」という見解になっていて監視は機械が行っているが人は足りていないのが事実です
今回見てきた震源地の阿幌岳が噴火するか、その場所に新たな火山が生まれ阿寒湖の様相が一変するのか
または20万年前に起きた阿寒のカルデラ噴火のようにここ一帯が吹き飛ぶような破局噴火が起きるのか・・・
なーんて最悪のことばかり書きましたが訪れた阿寒湖は天気も良く平穏で長閑でした(笑)
最後に
一枚目に貼りました画像、左が地震時に割り出された震源地で右がGoogleマップで見た阿寒湖から震源地方向にある阿幌岳
縮尺が違いますが良く見ると震源地より阿幌岳は少し遠いですよね?
震源地と表示されている辺りをマップで拡大するとアレ?原生林の山中に林道が走ってるけど数か所開けた場所が点在していて震源地辺りにも木が伐採されて何か施設があるようにも見えませんか?
なんて好奇心を擽る話を書きましたが阿幌岳や木禽岳にも相生側からなら山頂近くまで車が通れる林道もありますし上空から見ればこういった場所も多いのです
昔は開拓で入った人が居たり集落があったり営林署の伐採などで番場があったりとその名残が残った場所も多いんですよね
デアゴスティーニ ジッポー コレクション9
喫煙するようになり30年を過ぎる自分、煙草に欠かせない存在がライターですよね
ガス式もありますが昔からオイル式のライターが好きで愛用しています
オイルもそうですが着火の石や火のつく芯を交換しつつ何年か使用しては気に入ったデザインを見つけてはまた新しいものを購入して使っています
ここ10年は自分の生まれ星座である射手座のデザインが施されたジッポーを使っていたのですがデアゴスティーニからジッポーコレクションが発売されているのを知り眺めていました
ジッポーの歴史を振り返りながら毎号オリジナルのデザインを展開していて「何か気に入るのがあれば買ってみよう」と思っていたのですがなかなか好きなデザインが出ず(笑)
ここ数か月は見ていなかったけど気づけばバッチリなデザインが出ていて書店で探して購入しました
金属肌に彫刻やペイントというデザインは多いのですが石肌のように鉄鉱石を吹き付けてありアポロ11号が月面着陸した日付も入っています
そして人類偉大な第一歩をペイントしているのも気に入りました、今ではジッポーのペイントでもあまり見かけなくなった艶々したペイント
発色はやや紫が強いかな?と感じますがこのペイント好きですねー
昔ガムの包みになっていて何かに貼り付けて擦ると包みのペイントが残り表のフィルムだけが剥がれるシールがありましたよね?あれを思い出して懐かしくなります
このジッポーコレクション、雑誌の付録のように感じますがしっかりZippo社の製品ですし箱も備わっています
現在多くのジッポーが一体化したプラ製のケースに入っていますがこの箱と言うのも好きですね
1969年7月20日と記され月面に初めて踏まれた人の足跡をプリントしたライター、これも長く愛用できそうな気がします