9月22日の月
今夜も月が昇ってきました、満月を過ぎてから影が目立つようになってきましたね
以前は月の形や明るさで欠けを感じていたんですがカメラを向けるようになり特にマニュアル撮影をするようになると露出設定で月の満ち欠けを感じるようになりました
初めはコンデジでしたからオートでカメラ任せの撮影、すると露出も限られた値でしか設定できませんし写す際にそれほど意識せずとも写真として仕上がります
しかし古いレンズを使うようになりピント合わせもMFでカメラ本体もマニュアル設定で写すことが多くなると被写体の明るさを意識するようになります
面白いもので月を写すのに決まった露出はありません
太陽のように明るく光る月を写せば夜空の星や周りの景色も写り風景写真として成り立ちます
少し露出を変えて月を暗めに写せば月に影があることが判る写りとなります
更に変えれば月の模様や地形が見え始め影との境に様々な地形が見て取れるようになります
もっと変えれば明る過ぎる部分にも地形や影がハッキリと見えるようになります
しかしここでバランスがどちらかに寄り過ぎると影の部分は見た目の形より欠けているように潰れたり明るい部分が白くなり過ぎたりしてしまいます
見上げた月の姿は人間の優れた目と脳が映し出して修正した素晴らしいバランスの姿です
それにカメラで近づけるように写すのか、それとも自分が写したい部分を優先するかイメージに近づけるかで月を写す露出は大きく変わってしまいます
「月のクレーターを写したかった」で写したのが電球のように光った月では失敗ですが「夜空を明るく照らす月」を写したかったのなら地形や模様まで写し取った方が失敗になりますね
クッキリとした月や雲掛りの月や霞んだ月のようにお月見にも色んな楽しみ方があります
月を写すという形にも様々な捉え方や描写があっても良いように感じますね
と書いている自分もつい最近になってそう思うようになったばかりなんですけどね(笑)
お月見と同じように月の撮影も楽しみながら続けてゆきたいと思います