月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

3月1日の月(上弦)

もう3月なんですねー厳しい冬で寒い寒いと言いながらももう少しで春がやって来るんですよね!

今夜の月は半月の上弦、木星や金星から離れてクッキリと半分の月が綺麗に光っていました

先日買った月球儀と写した月を見比べて室内照明を太陽に見立てると今太陽がどの方向にあるのかを確かめてみたり
上弦の月は右側の光っている方向から太陽が照らしていてちょうど地球から見える月の表側の半分が照らされている状態
半分に走った影の境部分では太陽がちょうど地平線に昇ってきたような光景が見えるのでしょうねー
大気の無い月では朝焼けも夕焼けもありません、空には昼でも青空が無く夜空と同じ星空が見えるはずです
太陽はその中でも大きくて一番明るい星としか見えず有害な放射線も凄い熱も吸収する大気が無いので地球のような住み易さはありませんね
でも大気が無いので音も静か、大気も水も表面に存在しない(内部には水があるという探査結果もあります)ので地球で言う風化が極めて少ない月の台地
太古の姿をそのまま地表で見ることは風化のある地球では凄く難しいことですが月では可能なんですね
ただ大気が無いので宇宙の塵程の物でも落下してきたスピードと大気の摩擦で燃え尽きずそのまま地表に衝突しちゃいますからそれが月面で一番大きな風化というか変化でしょうね
しかしこれも今現在判っている「可能性のある事実」、自分が子供の頃は月には大気も無く水も無く内部も活動の止まった星と言う話でした
でも有人探査はアポロ計画以降ありませんが日本を含め沢山の探査機が月を調べては新しい「可能性のある事実」を発見しています
現在ではごくごく薄く無いに等しい値ですが大気があったり水も地下や日の当たらないクレーター部分にあるのでは?という探査結果がありますね
アポロ計画でも月の一部でガスが噴出している可能性のあるデータも観測されていましたが明確にはなりませんでした
話によると今年以降に中国が月に向かって有人探査を行う勢いだそうです、よく中国のことを「猿マネ」などと言う方もいますが振り返ってみると日本も同じように何処かで見たような車や電化製品や商品や番組を作ってきた国
パチモノと呼ばれる偽物も沢山ありましたね、周りやテレビでそういった中国の一面を取上げていると・・・「日本も同じだったのに・・・」と「どの面下げて」とまでは言いませんが同国民(日本人)としてちょっと恥ずかしくなる部分です
自国力だけで有人飛行も出来ていない日本、月への有人探査に中国が打ち上げたら・・・もしもそれが失敗に終わったとしても日本には真似のできない偉業となってしまいますね
はやぶさ」で日本は無人探査からサンプルを持ち帰る初の試みを苦労しながら達成しました、しかしこれは月という一番身近な星を除いてのお話で残念ながら無人探査機でサンプルを地球へと持ち帰ったのはソ連(現・ロシア)がルナ計画で複数回達成しています
自分は仕事でもよく感じるのですが「誰もやったことのない分野」や「誰も成功させていない分野」を達成することだけが偉業ではないと思うんです
誰もがごく当たり前に行っていたり達成できることでも先に誰かが成し遂げているものであってもそれを確実に出来たり何かあっても対応でき「賭け」や「運」を持ち込まない実力を持っていればそれは何を行っても偉業だと感じます
はやぶさ」が映画化されたり極微量のサンプルを持ち帰った偉業を称える中で自分は「かぐや」が膨大な月のデータを収集し調査した方が凄く感じちゃったり(笑)
だってロシアは40年近くも前に200g近いサンプルを無人探査で持ち帰っているんですからー