月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

11月25日のスズメ

今朝も快晴で冷え込みましたー、帰宅すると昨日は少し落ち着いていたスズメの膨らみもまたまん丸に(笑)
今朝は妻が出掛ける際に餌を置いていったのかな?昨日より賑わっていてチュンチュンと賑やかな声が聞こえます
家に入ると2重になった窓の1枚を開け少しでも朝日がガラスに反射するフレアを防ごうとするのですが窓を開ける際に餌台のスズメが逃げてしまいます
ですからまずは窓を開けスズメが戻ってくる間に部屋着に着替えです(笑)

すると一旦飛び立ったスズメたちが次々と餌台に戻ってきましたー、次々やってくる常連さんたちで餌台は大盛況です!

窓枠の端から見つからないようにカメラを向けると約2mぐらいの距離でしょうか、朝日が反射する窓ガラス越しでの撮影でコントラストの低下や光が強く当たっている部分では色収差も出てしまっていますが135mmでも結構大きく写せるのは嬉しいですねー
寒さで丸くなったスズメを写していてkurokoshusaruさんからお教えいただいた寒雀の一句を思い浮かべました
自分が子供の頃、父親の実家(本家)が倶知安近くの小さな農村にあったのですが夏休みや連休になると泊り掛けで遊びによく行きました
手伝いの為に朝早起きして豚や鶏に水・餌をやり糞などの片付け、夜明けから畑に出向いている伯父さん伯母さんに飲み物や朝御飯を運んだり納屋や農具の清掃をしたり子供ですからあくまでも手伝い程度なんですけどね
朝仕事も一段落すると祖母が家の周りを竹ぼうきで掃くのですが集めたゴミから大きなゴミは庭で燃やし細かいゴミはそのまま集めて捨てるかと思えば一度フルイに掛けてから土ゴミだけを捨てていました
「お婆ちゃんどうして全部捨てないの?」と聞くと「人間にはゴミでも他の生き物にはゴミじゃないものもあるんだよ」と振り分けた物を納屋の土台に落とすと「見ていてごらん」と家の中へ
自分はそのまま眺めているとその様子を伺っていたのか今では何という鳥か憶えていませんがスズメのような小さな小鳥たちがその振り分けた中から餌になるものを啄ばんでいます
籾殻や植物の種、小虫なども混じっていたんでしょうねー人間にとってはゴミとして纏めてしまってもそこで生きる人間以外の生き物にとってはそれが大切なものであることも祖母は知っていたんでしょうね
農業や畜産を営むという生活と共に自然との共存や労わりも忘れない気持ち、孫である自分にとっても優しい祖母でしたが自然や生き物にも優しい人間だったんだなーと懐かしくなりました
過疎の進む小さな農村で今では伯父さんも離農して離れてしまいましたが祖父母の眠る納骨堂もありますので来年も家族揃って手を合わせに行きたいと思います