月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

11月4日の月

今夜も月が綺麗です!星も綺麗に見えますがやっぱり明るい月が綺麗ですねー、仕事帰りに何度も月を見上げてしまいました

上弦を過ぎ「雨の海」も半分ほど見えてきましたね、右の「晴れの海」との境に走る険しい山脈が影でクッキリと見えます
カタカナの「ノ」の字に見えるこの山脈、途中で途切れているように見えますがここから上を「コーカサス山脈」といい下を「アペニン山脈」と呼んでいます
月の「海」と呼ばれる部分は本当に水が満たされている訳では無いのはほとんどの方が知っていること、でも実際に地球の海みたいだったらこの途切れた部分は海流が激しく「晴れの海」と「雨の海」を繋ぐ航海で主要な航路となって賑わいを見せていたでしょうね

中学生時代に地形や地名を覚える際、描き出した自分の月地図を見ながら「もし静かの海から嵐の大洋へと船で向かうなら」と考えたり科学的な考えではなくどちらかと言えば地球上の考えで月を見ると憶え易いかもしれませんね
「静かの海」はちょうどウサギの顔になる海、ここから写真では上の「晴れの海」へと渡り「コーカサス山脈」を右手に見ながら「雨の海」へと入ればその先には大きく広がる「嵐の大洋」が待っています
でも「晴れの海」から「雨の海」へと入るとそこには「霧の浅瀬」があるんです、迂回しようにも左手には「腐敗の沼」があり何とか渡ってもその先は「アルキメデス山脈」がアペニン山脈から迫り出しています
浅瀬を渡れる小さな船なら行けますが「嵐の大洋」に出るのならそれなりの大きな船で行きたいですよねー
ならば「晴れの海」から「雨の海」ではなく「アペニン山脈」を右手に見ながら南下して「蒸気の海」へと出れればそこから「熱の入江」に入り「雨の海」の下を横切ってそこから「嵐の大洋」へと向かうのもいいですね
ただこの航路だと「晴れの海」から「蒸気の海」の間にある「心(気持ち)の湖」と総称される「憎しみ」「幸福」「悲しみ」などの湖を経由しなければいけなく手強そうな航路ですね
他には無いかな?と思えば「晴れの海」の上には「夢の湖」がありその先には「コーカサス山脈」の上を通るように「死の湖」があり先に進めば「雨の海」の上を通過するように長い「氷の海」が広がっています
この長い「氷の海」さえ渡り切れば「露の入江」出てその先には大きく広がる「嵐の大洋」が待っていますー
なんて大きく書いた地図を見つつ想いを膨らませれば自然と月の各地が覚えられるんですねー
当時は大きく写された月の写真はアポロ計画で写されたものばかりで地形を把握していないと遠目で写した月の姿とは「どちら向き」とか「どれがそう?」と判らない写真ばかり(笑)
月の地図を眺めつつ上からしか見ることの出来ない月の地形を月面から見た光景に想像しながら「右手にコーカサス山脈が見え左手にアペニン山脈が見える風景はここかな?」とか実際にアポロ各着陸船が降り立った場所を想像したり
月の地名などを覚えるには「何処に何?」というより「○○の右に真っ直ぐ進めば○○」とか「○○から見て右側2個目」とか周囲の地形を含めて覚えると良いかもしれませんねー
楽しみながら憶えたものって案外年数が経っても憶えていたり思い出せたりできるので全部となると膨大過ぎますが大きめな主要な地形だけでも覚えてみるとお月見が更に面白くなりますよ!