SMC PENTAX-A ZOOM 35-70mm F3.5-4.5

昨晩綺麗な月と星を眺めて月が沈んでから星空を写そうとアストロトレーサーも準備して待っていたら・・・雲が広がっちゃいました（笑）
諦めて寝ると今朝は雨垂れの音で目が覚めました・・・曇りなら薄暗くてもカメラ散歩を楽しみにしていましたが雨となるとカメラを持ち出すのは無理ですよねー
遅く起きてノンビリ朝食を食べて今日はまず買い物など街巡りをしようと出掛けます、天気予報は一日中こんな天気のようですし望遠ではなくSMCM 50mm F1.7をＫ−ｒに付けてバッグに入れました
冬物も見たかったのでお店を巡り服や靴を見た後にいつも周っている中古店も立ち寄ることに、１件目では５０ｍｍの単焦点や２８−３００ｍｍのズームなど入荷していたので一瞬喜んだのですが・・・マウントを見るとＫではありませんでしたー
２軒目でいつも覗くジャンクコーナーが綺麗に整頓されていてカメラとレンズが凄く見易くなっていました！
その中にPENTAXという白い文字のレンズを発見！小さめのサイズなのにちょっとゴツイ感じのレンズはSMC PENTAX-A ZOOM 35-70mm F3.5-4.5でした
価格は１０５０円、レンズの汚れは拭けば綺麗になりそうですがフィルター枠に落としたか当てた感じの変形や擦れが少しあります
Ａレンズなので絞りをＡに合わせておけばＫ−ｒで絞りをコントロールできますからピントはＭＦですがＭレンズなどより実絞り測光しなくても写せるので扱い易いでしょうねー
絞りの動きや直進ズームやピントリングの動きを確認しているとズームはちょっと固めですがピントリングは軽めでここら辺は経年劣化でしょうね
一つ気になったのは前玉と呼ばれる一番先に付いているレンズの次レンズの縁に水滴みたいに見えるポチポチっとした油分の吹き跡が見られますね
そして一番の問題は３５−７０ｍｍというｍｍ値はもうSMC PENTAX-F ZOOM 35-70mm F3.5-4.5を持っているということ（笑）
見た目もレンズでは正面にくるフィルター枠が傷付いているので今まで買ってみたジャンクで一番傷んでる感じに見えてしまうし・・・
そしてレンズキャップには「ＥＬＭＯ」の文字が・・・マウントキャップ共にペンタックスのものではありませんね

でも買っちゃいました！（笑）１０５０円ですし前玉の分解清掃などネットで調べて一度挑戦してみたかったので試レンズになってもらいましょう！
帰って来て前後のレンズを拭いて綺麗にしてからレンズクリーナー剤で拭き上げ鏡筒もＯＡクリーナーで綺麗にするとフィルター枠以外はそれほど傷みはありませんね
ただ前玉の奥に見つけた水滴みたいなのとその次に見える白い曇りみたいなのは分解しないといけません
そこで登場するのが１００円ショップで売られているプラ製のノギス、これを前玉の縁にある２つの溝に合わせて回すとレンズを抑えている銘板が周りますのでそのまま指の腹でレンズごと回し取り外します
取り出すと前のレンズが組みになった状態でポロリと取れ鏡筒の中には絞り羽が見えるように、取り出したレンズ群の後ろを見ると白く見えたのは曇りではなくヤニか揮発の曇りみたいで触れると拭き取れます
このレンズ群の間に入っているレンズ縁に問題の水滴みたいなものが見えるのですが・・・これ以上分解できないのかな？
力を入れても群の外側が回らず、水滴に見えるのは縁だけなので撮影に影響がありそうな曇りだけクリーナーで綺麗に拭き上げてから組み直します
最後に指で触れた部分を再度拭き上げてＡレンズですから絞り情報のやり取りがあるマウント部分の端子等を綺麗にしてＫ−ｒに取り付け絞り「最大」と「最小」を試し撮り
絞りの動きが悪ければ絞りとＳＳのバランスが崩れて露出異常になるのでその確認です、どちらも問題なさそうな写りでしたので一安心！
一番気になるレンズ枠の傷付きはフィルター溝の傷は溝に沿ってピック（千枚通し）の先を沿わせて崩れた溝を修正
地金が見えてしまっている部分は黒ペンで塗り補修しましたが小さな当たり凹みは直せませんね
ELMOのレンズキャップは留めも無い被せキャップですから４９ｍｍのレンズキャップを後で用意することにして今回はＦレンズの３５−７０ｍｍに付いていたキャップを使うことにしました
そして同じくＦレンズに付いていた４９ｍｍのフィルターを取り付けてフィルター枠の傷みを隠して写しています（笑）

先に買っていたＦレンズの３５−７０ｍｍの兄にあたるＡレンズの３５−７０ｍｍ、結局「レンズ沼」で買ってしまったとは言え・・・
「もしＦレンズがもう少し黒くてデザインもカッコ良かったらこの兄弟レンズを買わなかったかも？いやそれでも買ってたかー」と綺麗にしたＡレンズをＦレンズで写しながら思っていた自分です（笑）