4月29日のイワツバメ
川沿いを歩いていると橋に差し掛かりました、すると橋の下から沢山の鳥が鳴きながら空へ舞い上がります
驚いたことにツバメの群れ、春になるとやってくるのは毎年見かけていましたがもう沢山来ていたんですね
毎年その姿を写そうと試みていますが終始飛んで捕食も行うツバメですから停まっている姿は難しいものです
そこで橋の裏側にある巣に戻ってきたところを狙うことにしましたがここは大切な子育ての場
せっかくやって来て子育てを始めたのですから刺激するのも気が引けます
ツバメの群れは一旦飛び立つと捕食しながら飛び続けその姿を消します、ある程度餌を集めるとまた群れで戻ってきては巣に入るのを繰り返しますので橋の横でツバメの群れが飛び立つのを待ちました
ツバメの数が増え橋の周りを飛び回るとその群れが向こうまで飛んでゆき姿が見えなくなりました
静かに歩き橋の下へと入ると一番端の土台に屈み腰掛けて静かに待ちます
ツバメが戻ってくると警戒しながらも次々巣へと入ります、しかしここでは動かず深く被った帽子のツバから何処の巣に入るかを伺い動きません
再び餌を求めてツバメたちが沢山飛び交います、身を丸めるように座りそのまま動かないでそれを見送ります
一番近くに入った巣にカメラを向けるそのままツバメが戻るのを待ちます
数分するとツバメたちが戻ってきました、他の巣に入るツバメにカメラを動かしたりせず刺激しないようシャッターを押す指だけに集中します
先ほどと違って様子を伺うように旋回したりせずスンナリと巣へ入るツバメたち、狙いを定めた巣にもツバメはやってきました
三脚は使わず手持撮影、薄暗い橋下で動きのある被写体はSSが稼げず厳しいですね
仕方なくISO感度(1600)を上げて撮影しましたが写りが粗くなってしまいましたね
それでも繰り返し餌を持ち帰る姿とそれを巣で待つ姿を写せて大満足です
ツバメの群れがまた餌を求めて飛び立ち姿が見えなくなるのを待ってから静かに橋の下を後にしました
朝晩この橋は通勤車両や運送車が行き交う道路、人通りは少ない方ですが子育てのために何度も飛び立つツバメの群れを見上げていると人工物を巧みに利用するツバメたちの利口さと強さを感じました