月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

7月1日のキタキツネ

よく森や山に入ると人気(ひとけ)の無い場所なのに気配を感じたり見られているような感じになったりしませんか?
心霊的なことは別にしても自分と同じように森や自然に入ってゆく人も多いでしょうしそれを見つけられなかっただけの場面もあると思います
ましてや自然の中ですから沢山の命が集まっている場所、人だけが命や生き物の代表みたいな認識は間違っていますよね
よくカメラを持って森や山道を歩いていたら「何かいるんですか?」とか「○○がいるんですか?」と聞かれることがあります
自分もカメラを始めた頃に歩き回っても結局何も出会わなかったり写せなかったりが多かったのを思い出します
でも違うんですよね、どんなに歩き回っても探し回っても動いていると見えてくるものは極僅か
足を止めて呼吸を沈めてその場の空気や風や匂いを感じるように「その場の時間」を感じていたらもっともっと沢山の命が見えてくるを感じます
木々の擦れたり揺れる音、小さな虫や命が出す音、そして野鳥や動物が動き回る気配や音
自分のまだまだ未熟なカメラ技術ですがこうやってブログに写真を貼り続けられるのはカメラの性能もありますが自然の中で過ごす術を知り始め被写体の方から写りに来てくれているからなんでしょうね(笑)

今日も何かの気配に気づき振り返ると森の中からキタキツネがこちらを伺っていました
森の先住者に失礼が無いよう静かにカメラを向けると木の間から見えるキタキツネの姿を写します
森の中で人の歩ける場所はそこで暮らす生き物にとっては開けた場所であって歩くのも楽な場所でしょうね
よく獣道と言いますが自分が歩いてきた通りはキタキツネの通る道だったのかもしれません

静かに屈んだままその場を横に離れ道を譲ります、すると警戒しながらも通り過ぎてゆくキタキツネ
その姿を追いつつシャッター押させていただきました、何とか動きのある写真を写せたかな?
キタキツネは先住民であるアイヌの言葉でシュマリ、昔北海道を題材に手塚治虫さんが描いた漫画にこの名前が使われていたのを思い出します