10月16日の初雪と台風26号
昨日から強力な台風26号への注意や警戒をニュースなどで知ってはいましたが伊豆大島など大きな被害が出てしまいましたね
こちら北海道も台風接近による影響でこの時期としては珍しく本格的な雪が今年の初雪となってしまいました
北海道といえば雪のイメージをお持ちになる方も多いように高い山などでは初冠雪も既に迎えており今回の台風でも山間部や山では雪になるとの予報が出ていました
しかし実際には平地でも車の走行が危ういほどの積雪になり吹雪いて一面が冬景色となってしまいました
以前にも書いたことがありますが北海道に台風が近づくと気温や湿度が上がるのが普通です
これは北上する台風や熱帯低気圧に押し上げられた本州にある前線が北海道にまで上がってきたり接近するからです
更に反時計回りする台風は日本列島に沿って北上すると太平洋の温かく湿った大気を北海道へと運んできます
しかし今回は気温が上がるどころか接近に伴って下がる一方で雨が雪に変わるほどの低下を見せました
これは北海道に対して台風が東に寄りすぎて上がってきたために反時計回りで運ばれてきた右側からの流れではなく左側の上から下へと運ばれる大気の流れに引き込まれる形で北海道より上にある冷たい寒気が入り込んできたから気温が急下降してしまったんですね
朝からの雨が気温の低下とともに雪になり本来は台風接近で雨が強くなる筈のものが吹雪にまで発展してしまいました
湿った雪は重く、吹雪いたことで着雪が起き各地で倒木による道路の遮断なども起き広範囲で停電も起きてしまいました
気温が2・3℃まで下がった状況で停電は暖房なども使えませんし被害が心配です
また学校なども集団下校や下校時間の切り上げ対応が行われましたが・・・これは事前に巨大な台風が通過することが分かっていたのですから朝からか昼には対応して欲しかったですね
今年の初雪は吹雪になり観測史上初のことみたいです、約1ヶ月も速い初雪に北海道の人でも驚いて冬タイヤなどに交換していなかった人も多いと思います
もちろん天気予報は平地での降雪はもちろん積雪まですると予報していませんでしたしいつもの台風のように気温が上がると思っていた人が大半だったと思います
吹雪の後には強風を伴った台風の雨が到来し日暮れからはこちらも大荒れの天気
何だか今日は連続して大暴れする2頭の怪獣がやってきたような一日でした
台風は温暖低気圧に変わりましたが明日の朝にかけてまだまだ雨風を放っているようなのでまだ安心は早いですね