月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

10月25日の晩秋

残暑厳しい夏が終わりなかなか来なかった秋が10月に入って一気に訪れたように感じます

山々の紅葉も遅れていて今月の冷え込みで一気に紅葉したと思ったらもう散り始め終わりを迎えてしまいました

街中の銀杏を除いた落葉樹は日が経つごとに葉が寂しくなり枝だけの姿も多くなっていて秋の訪れがすぐ晩秋の面持ちへと・・・冬が近いですね

今朝も冷え込みが強く場所によっては氷点下まで下がる所も出てきました、初氷も近々なのかもしれません

葉を落とした木に夏にはすがたが見づらかった山ぶどうの蔦が這っています、山ぶどうは冬を越しません
冬支度を始める木とその木に巻き付いた山ぶどうは秋の終わりを惜しむように枯れ始めた葉を残しています

紅葉も終わりを迎え鮮やかな秋や黄色が茶や枯れ色へと移る中、小さな赤い実がその鮮やかさを放っています
小さな小さな赤ですが何よりも鮮やかに見えるのは次へと繋がる命の粒だからでしょうか、そしてこの実は自らの力だけでは次へと繋ぐ力が無いのです
鳥や動物に食されて他へと移動し排泄物として消化されたものと共に土へと戻りそれらを糧に目を発し初めて息吹を立て始めるのです
この赤は命の色でもあり生き物へ食されるべく放っている色なんでしょうね、そう考えると愛する子供の旅立ちに綺麗な衣装を送る親の気持ちにも見えてきました