月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

6月15日のカワラヒワ

今日は会社がお休み、朝から快晴ですしカメラ散歩に・・・と思いましたがここ2週間ほど洗車をしていなかったので会社の駐車場で火山灰を被ったウィッシュを洗ってあげることにしましたー
平日の10時過ぎですが天気も良いので3人ほど車を洗っている方がいて自分もノンビリと洗車です
車を拭き終えて一息つくともうお昼、昼間でパートの妻から「出掛けているの?」とメールが届きそのまま合流して二人でお昼を食べることにしました
大戸屋」さんで自分はエビカツ定食を妻は豚肉と温野菜定食、「大戸屋」って手頃なお値段でボリュームもあり美味しいお店ですね
その後お店巡りをしたり買い物をして気付けばもう夕方、帰宅すると庭の餌台にカワラヒワが2羽やってきていましたー

「おじさん・おばさん、ご飯ありません」とこちらを見つめる姿に妻が「ごめんねー今あげるね」とヒマワリの種を載せると一度は餌台を離れた2羽がすぐに戻ってきて美味しそうに食べています
茶の間のガラス越しですしいつものデジイチではなくネオイチのS3200ですから甘くなったり色合いが悪いですがお許し下さいね
夕方ですし今ガラスを開けたり大きなレンズを持ち出してカワラヒワが逃げたら・・・今晩カワラヒワがお腹を減らして寝ることになっちゃいますもんね
年々鳥たちには住み辛くなる一方の市街中心地、田舎町ではあってもその傾向は進むばかりですね
ニュースなどでツバメを始めスズメすら減る傾向なのは人の暮らしが様相から変わってきている表れなんでしょうね
河川でもメダカが減っていると聞きますがこちらの河川で子供時代によく見かけたヤツメウナギも全く見かけなくなりましたねー
自分が子供の時代は決して自然豊かで環境も良かったとは言えない今では規制も受けている農薬や化学物質も河川には流れていたと思います
それでもいたヤツメウナギ、もちろん当時からの経年で数を減らして行った結果なのかもしれませんが一番の要因は河川の工事など人間が加えた変化が大きいのでしょうね

土曜の午後や日曜日には友達を虫網や虫籠を持って線路を歩き脇の草むらに入ってはトノサマバッタと追いかけたりキリギリスを捕まえ、溜め池では尻尾の残るカエルに成り掛けたオタマジャクシを捕まえたり、豆畑に立てられた細竹に停まるトンボを網で捕まえたり、誰1人時計すら持っていなくても日の傾きで時刻を感じ雲や風の変化で天候を予測
汚れても地面に膝を着き手を着き遊びに夢中でしたね、空に赤みが映える時刻には遠くから役場のチャイムが聞こえ帰る時刻を知りました
土の道を自転車で帰り、日が傾いても暑さの残る夏ですが窓を開けウチワで仰ぐ茶の間から裸電球が照らす台所では母親が晩御飯を作っています
汗をかき仕事を終えた父が帰宅すると同じく電球に照らされる茶の間で新聞を読みながら食事の準備を待ちます
コロッケやお肉がご馳走だった時代、普通は焼き魚や煮付けや漬物が食卓のメインでした
食事を終えると家族で戸締りをして町の銭湯へと出掛けます、バイクしか無かった我が家では家族揃っての出掛けでは歩きが主になります
まだ日が暮れ切っていない街灯も疎らな道をアレコレ話しながら向かう銭湯、お風呂を上がり時々飲めるカツゲン(北海道だけの飲み物)やコーヒー牛乳が嬉しかったなー
帰り道にまだ渇ききっていない息子の髪の毛を「風邪ひくよ」と気遣う母、タバコを旨そうに吹かしながら歩く父
帰宅すると玄関に灯る薄暗い電灯の明かりで南京錠を開け家に入ります、茶の間の灯りを点けると父は「巨人は勝ってるかな?」と心配そうにテレビを点けます
母は銭湯で着替えた汚れた洗濯物をタライに入れて洗剤を入れた水に漬けてから布団を敷き始めます
蚊取り線香が煙る茶の間で過ごす時間、考えてみれば今の生活より消費電力は少ないですし質素な暮らし
でも苦しかったでしょうか?生きられなかったでしょうか?逆に懐かしさや楽しかった記憶が蘇ります
いろいろと長く書きましたがそれが自分の子供時代の風景、今から40年近く前の生活です
それでも当時親の世代が子供の時代に比べれば豊かで便利な恵まれた生活だったんですよね
こう書いていて「人間って何処まで豊かに恵まれれば満足出来るのかな?」と感じてしまいます