月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

ACCESS P-MC 70-210mm F3.5-4.5 MACRO

昨日仕事帰りに立ち寄ったリサイクル店で見つけた中古レンズ、裏のマウントを見るとPKと刻印されていて形もKマウントっぽい
買おうか決めかねて帰宅したのですがレンズの銘板に書かれていたACCESSというレンズ名を検索するも見当たらず・・・
一応ACCESSで出てきたのは海外のサイトで箱までACCESSと描かれているレンズ、同じ70−210mmなんだけどF3.5
次にペンタックスレンズに施されているコーティング名のSMCと同じくコーティング名を示した感じのP−MCと言うので調べてみるとPMCはあるがP−MCと言うのは無し
マウントもPKというKマウントのものは見つけられずR/Kというリコーマウントは見つかったが・・・これをペンタックスAF機に付けると問題があるらしい・・・とか
結局何も判らず70−210mmというmmもDA 55-300mmがあるので必要なmmではないし・・・
ジャンク品で1890円、今度はマウントキャップもPKと付いている物が付属しているしレンズキャップはメーカー名も無い58mm JAPAN TSと裏に入っているだけ
日本製みたいだけど何処かのOEM品なのかな?P−MCではなくPMC明記ならシムコやキノなど出てきますが間に「−」が付いていませんねー
謎だらけですがレンズも中の一枚にちょっと気になるゴミが一つあるぐらいしか見えませんし8枚の絞り羽根もスムーズに動きます
何よりも金属製の重みに学生時代を思い出す懐かしい直線ズーム、今のズームは鏡筒とクルクル回しながらズームするのですが直線ズームはピントリングとズームが一緒で「エイ!」と手前にレンズを引くとズーっとレンズが伸びてズームするタイプです
かなりジャンクコーナーでも眠っていたんでしょうね、値段シールが剥がれたのか上からセロハンテープが貼られているんですがそれも劣化しちゃって縁から糊がベトっと(笑)
ズームもスカスカになっていず引くとゆっくりと伸びるし傷も無く「これも拭いてあげれば綺麗になるのになー」と今夜も見ていたら「レンズとして生まれてきたのに光も捉えられず眠る日々」にちょっと可哀想・・・
高いものや傷みが明らかな物なら自分にはどうしてあげることもできませんが2000円以下ですし「ちょっとオジサンの所でレンズらしく働いてみる?」と買ってきましたー

店を出て車に戻ると早速K−rに付けてお仕事してもらいました(笑)
MFレンズなので使う前にmm値を設定してあげますが70−210mmですから望遠端の210mmに合わせ・・・210mmが無い!
仕方ないので200mmで設定して日の暮れた暗闇に浮かぶ自販機の明かりを写してみました、ISO100ですが手振れもせず古いレンズでも手持ち撮影できるのがSR機能のよいところですね

帰宅してから綿棒にクリーナーを染み込ませレンズの細かい部分を綺麗にして前と後ろのレンズはレンズクリーナーで拭き上げました
一箇所だけ幾ら擦っても小さな点汚れが取れないと思ったら「小さなネジ頭(+)」でした(笑)
擦れも傷もありませんし文字などの消えもなく外見上は問題なし、光を当てて中を見ても店で気になったゴミが一つだけでカビや曇りも無さそうです

マクロ機能があるので試してみましたが・・・1/4.5と最短が表記されているので45cmだと思ったら違うのかな?
かなり距離を取らないとピントが合わない、でも室内でも照明だけでちゃんと写りますし一安心

ところでこのレンズ「アクセス」って何処のレンズなんでしょう?
P−MCって「何マルチコーティング」の略なんだろう?
どなたか古いレンズや海外のレンズ事情に詳しい方がいましたらお教えいただけると嬉しいです!
さて明日はお休みなんでこのレンズに久々のお仕事をさせてあげようと思います(笑)