月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

K−rのHDRを試してみる

満ちている月は明るくて好きなんですが何処か影が少なく暗めに写しても地形などがハッキリと写らずノッペリとした感じに見えますよね
300mmで写しているので写った月も画面から見ると少し小さめ、コンデジで24倍ズームとかデジタル込みで100倍ズーム以上を見慣れていると幾ら綺麗に写っても少し物足りなく感じてしまいます
少々粗くても地形などの確認には高倍率ズームを搭載したコンデジの方が気軽に撮影も出来て向いている場面もありますね
いつも写した月の写真はトリミングしたり明暗やコントラストを調節してから貼っていますが今回はK−rに装備されているHDR機能を使ってみましょう!
このHDRってハイ・ダイナミック・レンジと言いまして明る過ぎて空の雲がクッキリ写らない時や森の中で木々が影でハッキリ写らない時に一枚の写真を明暗違う写りで合成して明るい場所も暗い場所もしっかり見えるようにしてくれる機能です
これだと明る過ぎてボンヤリと写る月の明るい場所も欠けてきて影が掛かる薄暗い場所も見え易くなるかな?と実践です

まずこれが普通に写した月、いつもは明るくなりすぎないように露出マイナス気味にして明るさを抑えているのですが今回はあまり考えず単に中央測光で写しているだけの月です
欠け始めている下の部分は影が落ちているので地形などが見易いですがそれ以外は明るく影も無いのでノッペリして見えますね

HDRで写した月、更に効果には「誇張」という3段階の効果も指定できるので「誇張2」にしてみました
さすがに合成時に明るい写りも重ねるので満ちている側の輪郭が白く浮いてしまっていますが暗い側の輪郭はよりハッキリと地形が見易くなっています
何よりも月全体の地形が確認しやすくなりますね、光と影を強調しているわけですから満ちていてノッペリと見える地形が浮き上がるように見えるのは良いですね

さらに「誇張3」を・・・と結果は予想できるのですが誇張も度が過ぎると汚くなる気がしていた通り月の外周に白い縁取りがクッキリ出ちゃいましたね
さすがにここまで来ると影の部分は見易いですがベタ塗り感も目立ち、「何事も程々に」が良いと感じますねー(笑)
写した写真を透過させて重ねる画像加工は天体写真でも有効な手法ですがこのHDRも暗い星空を写したり(バルブでは使用できませんが)薄雲が掛かってボンヤリとした月を見易くしたりに便利そうな機能ですね