月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

5月28日の月

昨夜の月は日付が変わって今日の1時前に昇ってきました、かなり東側へ月の出場所が移動していますのでちょうど斜め前の家が遮って昇ってきてからも1時間ほどは見えませんでした

深夜2時過ぎになって屋根の向こうに月が見え始め写してみましたが小さいですね、よく昇り始めや沈み掛けは地上の風景と比較してしまうので錯覚で小さく見えるといいますがいつもの倍率で写した写真をトリミングしても小さいのですから錯覚ではなく本当に小さいのが判ります
こういった把握も撮影しているから判る月の変化ですね!

今月は月の初めに新月がありましたので今度の新月は6月(2日かな?)に入ってから、もちろん太陰暦ではなく太陽暦が現在のカレンダーですので1ヶ月に新月が二回ある月もあります
下弦を過ぎて数日ですが細くなってきましたねー、そして月をトリミングしてみるとかなり小さいのを感じます
いつもは縦横2300〜2400ピクセルで切り取ってそれを縦横500にリサイズして貼っているのですが今回は同じ倍率で写していても縦横2200で切り抜いても四隅に余白がかなり余っている状態でした
調べてみると昨日の夕方が月の最遠だったみたいです、ではどうして月が大きくなったり小さくなったり見えるのでしょう?
地球を挟んで太陽と月の位置で満ち欠けが変化して見えるのは学校で習うので判りやすいですが月との距離変化ってあまり教わりませんよね
よく地球の周りを月が回っていてその地球と月が太陽の周りを周っている図は理科の教科書などでも描かれていますが・・・これが大半の方がイメージしてしまう地球と月の関係になってしまい誤解を招いています
正確には月は地球の周りを楕円軌道で周っていてその円の中心に地球は無いんですよ
ですから月は楕円にグルグル周回していて地球に近付いたり離れたりを繰り返しています、周期的には27日半ぐらいでしょうか
あれ?と思われた方もいるでしょうねー、いつも月の満ち欠けは約29日半と書いているのに自転と公転が同じはずの月なのに何で27日半で一周することになるの?と次の疑問が出てきます
ここで地球と月の関係を絵にして考えるとこの疑問はなかなか解決しないんです、では太陽と地球と月を描いてその動きを追ってみたらどうでしょう?
27日半で地球の周りを一周する月、そして約365日で太陽の周りを一周する地球、この動きを簡単でいいので描くと月が一周する間に地球も太陽の周りを周るために移動してゆきますね
では月が公転する日数後に再び月は太陽・地球・月と描いた前と同じ位置にくるでしょうか?
そうです地球が移動している分、月は少し手前でその日数を迎えてしまいますねーこれが先ほどの日数の違いに出てきてしまうのです
ではこの関係で月の距離変化も考えてみましょう!月は地球の周りを円ではなく楕円で回っていると書きましたよね?
月が近くなったり遠くなったりしている間に先ほど書いた通り地球も太陽の周りを移動して行きます
絵で描くと頭で理解していたものが次々と「あれ?」と思えてきちゃうかもしれませんね(笑)
新月から数えた月齢と月の見た目(月相)が一緒にならいこと、月の満ち欠けと月の距離が一致しないこと、満ち欠けと同じように月の出たり沈んだりする方角が変化すること、月が夜空で移動して行く角度が変化することなどなど
そして色々と疑問が浮かんできますが理解も沢山増えますね、ついには太陽の周りを周っている地球の移動に合わせて月も移動させてゆきそれを線で描くと・・・実は月は地球の周りを周っていないようにさえ見えちゃいます!
「そんな筈は無い」と月は地球の周りを周っているのが当たり前で学校でもそう習ったし何を見てもそう書いてある!と思った方は太陽の周りを周っている地球の移動を月単位・日数単位と変えて描いてみてくださいね
それに月の周回を描いて線で結ぶと・・・何故か月の軌道は地球を回っていずグネグネ付き添っているみたいに見えたり(笑)

長々書いてしまいましたがここで「違うよ違う!」とこれまで長い間沢山の人が研究調査した月の存在と知識を「そう習ったから」と固めてしまうのではなく「あれ?何でだろう?」と不思議に思ったり「こうじゃないのかな?」などと思う心が今ある科学や自分達が習う「事実と判った知識」を育ててきたと自分は思います
そしてこの事実も「今時点で正しいと思われる事実」で人間の歴史上で幾度となく塗り替えられてきた事実の中の一つでしかありません
太古より「習ったものが事実でそれ以外は嘘」という考えばかりだと現代でも地球は宇宙の中心にありその周りを星々が回っている世界や地の果てで海は流れ落ちてしまっている世界が・・・
今判っている事実も未来には新たに解明されて違う事実になっているかもしれません、「周りがそうだから」「そう習ったから」ではなく「自分がどう理解するか」で月だけではなく他のことも見え方がガラっと変わってきますね
生まれた疑問を探究せずに今ある知識で100%否定したりするのではなく何%かは「もしかしたら?」という気持ちを抱いていたいです、特に今は正しい筈の情報が間違っていて当たり前の状況ですもんね・・・原発も国もガリレオを裁いた時代の方なんでしょうか?
科学とは人間にとって真実を証明する存在なのにその結集である原子力が科学を妨げる大きな象徴になってしまうのは・・・でもそうやって進んでいくのも科学なのかもしれません
まだ地球照を写すにはちょっと早かったかなー、明るい部分と少し掛かっている薄雲で光が広がってしまって月の影部分が「あるのは判る程度」しか写っていませんね(笑)