9月11日の月
今朝起きて驚きました、今年日本各地で大きな被害を齎せている大雨で札幌が冠水している光景がテレビで流れていました
今年も何度か家族で出かけた札幌、見慣れた通りや河川が深夜から降った大雨で氾濫や冠水しているのです
妻と驚きを隠せず身支度も忘れて見入ってしまいました、札幌近郊には親戚も多く避難勧告が出ているということで高齢の叔父叔母はどうしているのかと心配するも親に電話するが低い場所ではないから大丈夫だと思うと言われ一安心
こちらから札幌に向かうとなると300km近い長距離、こちら道東では雨曇りでしたが向こうは凄い雨量だったようで想像もつきません
北海道で札幌は地元の人間が言うのも変ですが唯一本州の都市と並ぶことのできる街、北海道で一番の都会と言って過言ではありません
その街(勿論、市内全域ではありません)が大雨で冠水し190万人を超える人口のうち78万人以上に避難勧告が発せられたのですから驚きを隠せません
確かにここ数カ月のうちに大きな被害を出す災害が続いていますのでそれを踏まえての避難勧告や特別警報の発表だと思いますが鳥肌が立つ状況でした
テレビに流れる雨で被害を受ける様子なども驚きましたが避難勧告で78万人、これは危険と考えられる地域に出されたことからその地域の人口を表したもので勧告ですから全員がそれに従うわけでも必要が本当にあるわけでもありません
しかし簡単に数字では78万人と出ますがその人数が必要となれば現実に避難できるのでしょうか?
場所もそうですがそこへ向かうための経路、移動手段、更には避難生活に必要な物資
補給手段と確保
今回は幸いにも昼頃には天候も落ち着き夕方には解除も始まりました、しかし最悪数日に渡る悪天候や今回のように勧告で済む災害ではなく避難指示や避難命令が必要な事態だったら・・・背筋が凍る感じです
北海道の柱である札幌、ここが災害で麻痺すれば北海道の各地で様々な影響が出てしまいます
特に北海道でも道北・道東は人口密度も低く過疎も多い地域、更には発電所も無く札幌を含む北海道の左側に送電してもらって維持している状況です
変な話、こちらで雷が鳴っていなくても遠く離れた向こうで落雷があればこちらは停電してしまうぐらい・・・冬には人命に関わる切実な問題でもあります
今夜も夜になり再び向こう側は雨が強くなり土砂災害警戒情報や大雨警報が出ています
今夜こちらの天気は曇り、次々流れてゆく広がった雲を見上げると霞み掛かった月が時々姿を見せています
カメラを向けてシャッターチャンスを伺いながら早く流れる雲の動きに人間がどんなに発達・進歩しても敵わない自然の持つ力強さと怖さを感じていました
今年は特に台風での雨や被害ではなく前線や大気のぶつかりで起きる地域的な集中豪雨の被害が多い気がします
先日、こちらでも低い場所の道路が冠水したり公園の橋が流されたりと大雨の被害がありました
決して人ごとではない「次は自身が被る災害」として今尚国内で起きている災害を受け止め備えなければいけないと実感しています