月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

7月15日のハイタカ

川の水面に飛ぶ虫たちを捕るために小型の鳥たちが飛び回っては子育てのために巣に戻る姿が見えます
餌集めを刺激しては邪魔ですから草むらに屈み潜んでその光景を写すことにしました
すると飛んできた小さな鳥が翻るように向きを変えます、ファインダーから姿を消した姿を探すと真上から現れた鳩ほどの鳥から逃げているようです
2羽の姿が空中で何度も捻れ何とか小鳥は逃げ切ったようです、真上から急降下してきた鳥は羽を広げながら追うのを諦め近くの河原へと降り立ちました

初め頭の羽毛が逆立ち寸前まで追いかけていた興奮が伝わってきます、その羽毛が寝ると今度は鋭く黄色い眼が印象的な猛禽類です
色や胸から足元まで走る横縞からオオタカの名前が浮かんだのですが大きさと眉に走る白の疎らさからハイタカでは?と思います

逃げられてしまいましたが集中して追い込んで乱れた呼吸を整えたのか大きく羽ばたくとその翼を広げたまま優雅に滑空し近くの柳へと入ってゆきます
静かに草薮から出るとその柳を目指します、こういった場面に遭遇できたのは蚊などが群がる中でも我慢した甲斐がありました
しかし後悔するのはいつも「何故こんな時に使い慣れたMF400mmを持っていないんだろう」ですね(笑)
静かに近づきましたが恐らくこの辺りが限界かとオオワシやオジロワシの経験でシャッターを切ります
葉が茂っているのと今回はジャンクレンズの試写ということで写りが明確ではありませんが左下の方に鋭い眼をこちらに向けて経過している姿が判ると思います
虫を小型・中型の鳥が捕食しその鳥たちを大型の鳥が捕食する、自然の中では常に命の駆け引きが行われているのだと実感した瞬間でした