月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

5月26日の月(最近)

今夜も満ちた月が昇ってきました、昨日午後に満月を迎えた月ですがもう右側には濃い影が生まれていますね

月は満月を境に昼間昇る月から夜に昇る月へと変わります、ですから今夜からは日が暮れた夜空に月が昇り始め夜空を照らすようになりますね
でも日没後に昇ってくるということは明け方には沈んでいた月が季節的に日の出が早くなったこともありますし朝以降に沈むことになってゆくので今度は夜の月から朝の月へと、そして再び昼間の月へと移り変わりますね
月の満ち欠けもそうですが何故月の昇る時間が毎日ズレてゆくのか、これは小学から中学の理科で習うことなのに実際に説明するとなると「月が地球の周りを回っているから」程度が大半だと思います
でも面白いことに月が地球の周りを回っていると科学的にも認められたのは人間の歴史から見ればごく最近のこと
それ以前から唱えていた人は何人もいたのですがそこには宗教という壁と同じ科学者たちの保守という思いから否定されてしまっていたんです
真実を重んじる側は真実を唱えるものを否定する、これが科学を真実か否か決めている部分でその部分が今尚人間そのものの判断で行われているのが現状
自分が伝えたいのは「科学は常に真実ではない(絶対ではない)」ということ
子供の頃に見た恐竜の復元像はゴジラそっくりのドッシリと構えた姿でした、しかし現代の恐竜像は鳥に似た歩きからをする同じ骨格とは思えない姿になっていますね
月も同じで探査データから年月が経過するたびに違う結論になって塗り替えられているその時の真実が生まれています
科学者にしては言葉使いが悪いのですが科学・化学を問わず知識には「馬鹿の壁」というのが存在します
この言葉の「馬鹿」というのは決して相手を卑下している意味ではないんですがもう少し言い方があるのでは?といつも思ってしまいます(笑)
これを宇宙に例えるなら「宇宙の果ては?」の問いに答える側としては聞いてきた相手の「馬鹿の壁」を考えなければいけないのです
無学で地球しか知らなければ地球から出た宇宙空間が宇宙の果て、月まで知っていれば月のところまでは果て、太陽系を知っていればそれより広い部分が果て、銀河を知っていればそこが果て、銀河団を知っていればその広がり以上が果て、となってしまい「馬鹿の壁」を超えての説明は理解できないことになります
以前テレビ番組でこのことに触れた放送があり出演していた不倫問題で有名になったタレントが「馬鹿」という言葉にムキになり学者さんに噛み付いていましたが結局その言葉に例えられている「知識」という意味を理解できない程度の「知性」なんだと自らが露見していて説明している学者さんも苦笑していたのを思い出します
こう書いている自分にも「馬鹿の壁」は存在しますし説明をしていた学者さんにも「馬鹿の壁」は存在します
そしてその壁というのは科学が絶対でない以上、常に時間とともに放っておいても変わってしまうものです
今まで正しかったことが違う真実に変わってしまうとそれを根本として更なる頂へと登っていた科学が音を立てて崩れてしまうことも少なくはありません
昨今はとかく「想定外」という言葉を用いる声を聞きますがその「想定」こそ「馬鹿の壁」の象徴かもしれませんね
今日は休みということもあり出かけたり自室の古い本を読み返したりと楽しい時間を過ごしましたがつい数年前の科学雑誌を読み返しただけで今では否とされている事が正論と何年にも渡る研究とデータから真実だと書かれていて今夜はそのことを書き始め長くなってしまいました(笑)