月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

英霊悠久の碑

北見市の高台に緑ヶ丘霊園があり更に頂へと向かう階段を上がれば第二次世界大戦で命を落とされた戦没者の慰霊碑「英霊悠久の碑」が建っています
自分はこの霊園に妻方の親族のお墓があるので雪で埋まっている時期以外は時折訪れては手を合わせています
その際に自分が生まれた昭和で日本が一番犯してはならない過ちを忘れないためにこの「英霊悠久の碑」に礼と合掌をさせていただいています

特に桜の咲く時期になるとこの霊園を囲むように桜が咲き溢れますのでその美しさを見渡し高台へと登ります

この溢れんばかりに咲く桜が命の象徴のように感じてしまいますね、大戦ではこの美しく沢山の命が国策(戦争)で散ってしまったのだと思い詰まる気持ちです
1945年に終戦を迎え日本は敗戦をしました、毎年行われていた「英霊悠久の碑」での慰霊も遺族の高齢化を理由に場所を変えて行われているようです
慰霊碑というのは震災などでも命を落とされた方々に建てられていますが決して亡くなれた人の為だけの物ではなく後の世代までその出来事を伝えるための存在なのだと考えなければいけませんよね
戦後70年未満、「もう70年近い昔のこと」と考えるか、「たった70年近く前のこと」と考えるか
静かに高台から市内を見下ろす「英霊悠久の碑」を訪れるたびに多くの人々が前者なんだろうと詰まってしまいます