４月２５日の月（未満月）

昨日は雨が降り夜になっても降っていてお月見出来ませんでした
今日は強風が吹き付ける天気でしたが晴れていて空を流れる雲も速い動きです
仕事を終えての帰り道、昇り始めただろう月を探しましたが東の空には長く伸びた雲が幾重にも流れています

帰り道に飲み物をコンビニで買い、薄暗くなってきた頃に空を見上げると雲の切れ間に明るい月が見え出しました
急いで帰宅すると窓からカメラを構え、雲が流れてゆくのを待ちます
満ちてきた明るい月光が前を塞いでいる雲を浮き上がらせる光景は美しいですねー
雲が過ぎて顔を見せた月は真ん丸、実は明日の早朝５時前に満月を迎えます

今夜の月は明日の明け方３時過ぎに沈むのでその後に地球の裏側で満月になるんです
今夜昇った月が沈む前に満月を迎えるのなら今夜の月は満月と呼んで良いと思うんですよね
でも、実際に満月を迎えて見えるのは明日の日暮れに昇ってくる月だから明日の月が満月
でもでも、朝５時頃に満月ならその後１２時間以上経過してから見える満月過ぎの月より１０時間ほど満月手前の月を満月と呼んだ方が良いと思いません？（笑）

満月を迎えるというのは月の公転周期から出されている数値的な基準です
でわ見る側の満月とは？単純にまん丸に満ちた月ですね、そうなれば今夜の月は望遠で見ても影のない真ん丸な月なので満月です
明日昇ってくる月は半日過ぎなのでもう影が生まれているはず、今夜の月も同じような時間間隔で満月前でその差は２時間ほど・・・
月の写真を暗くして見ると左下側の淵が影で地形の誇張が見られますし薄影も降りていますね
自分なりの満月解釈として「嵐の大洋」の向こう側に白く岸が見えれば満月を迎えていると考えています
そうなれば今夜の月は満月、現代では暦の運用にも関わっていませんし月に纏わる行事のある節でもありませんし己の主義で満月を書きたいのに題名は「未満月」としましたー
何故なら今夜の月を満月として楽しんでしまうと明日のお月見が悪天候などで見られなくなっちゃうかもしれないから（笑）
今夜の丸い月をお月見して明日もまだ丸い月をお月見出来たら何だか満月を二日楽しめる気分になりますもんね
一昨日に月に対しての知識や理解で見え方が変わってくると書きましたが勿論豊かになれば楽しみも何倍に膨らみます
でも古来から人は月を基準に生活したり、美しく見える月を愛でたり、信仰や物語の対象にしたり、明るく満ちた光を利用したりと身近に感じるまま接していました
知っていれば満月が二日続くことが無いのは当たり前のこと、でも二日に跨るように満月を迎える今回の月は科学的な「云々」を主にするのではなく親しみを込めて今夜と明日の月を満月として楽しみたいですね！
こういった多角的な楽しみがある月、だから月っていつまで経っても飽きることがないんでしょうねー