月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

3月26日の月

今日も仕事を終えての帰り道、車を運転しているとまだ日が暮れていない青空に白くて丸い月が昇り始めていました
丸く見えるはずですよね、明日の夕方には満月を迎える月です

青空の白い月も写したかったのですが帰宅途中の運転ですから自宅に着いてからと我慢しながら急いで帰宅
家に入るとカメラを取り出して400mmレンズに交換し窓から撮影・・・したかったのですがファインダーで見る月はピントが合っているのか調整してもなかなかクッキリ見えません
首を傾げながらファインダーから目を離すと原因が判りました、月がまだ低く方角がちょうど煙突の近くになっています
暖房に焚いているストーブから煙突へと排出される熱が空気を温めて陽炎のように月の像を歪めているんですね
外に出て写せば影響も受けないのですが・・・玄関から出ても視線が低くなり手前の建物で月を見ることが出来ず
これは素直に影響を受けない角度まで昇るのを待ちましょう(笑)
1時間もすると隣の家上へと昇った月が夜空に明るく光っています、再びファインダーを覗きピントを合わせるといつものようにクッキリとした月が目に映ります
8倍から10倍の双眼鏡で眺める月は両目で見るために丸みや立体感が豊かに感じます
カメラ用400mmレンズで眺める月は双眼鏡とまた違った感じで立体感は薄いのですが大気の揺らぎなどが止まりピントが合った時の鮮明さは美しいものです
月の撮影はレンズを月に向け露出設定を合わせてピントを合わせてシャッターを押すだけでは綺麗に写らないことが多いもの
常に流れ変化する大気はカメラと月の間に様々な変化を齎せます、ピントは合っているのに月の像を歪めたり滲ませることも
シャッターを半押しして合焦させたら常に変化する月の姿を見つめて一番クッキリした瞬間にシャッターを押します
一枚写しては露出が合っていなければ変更し再び月と睨めっこ、写してはモニターを拡大表示し月が綺麗に写っているかタイミングは合っていたかを確認です
でもカメラの液晶ではシッカリ写っているように見えてもPC画面で見ると月の一部が歪んでいたり・・・大気の影響ですから安定したからといって月の全体がクッキリする訳ではないんですよね
幾層にも重なった地球の大気や目の前の温度差の影響で変化するのですから上半分がクッキリなのに下半分はボケなども
なんて書いてますがシャッターチャンスなのに綺麗に見えた月を見渡してしまい写す瞬間を逃してばかりの自分です(笑)