月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

3月3日のツグミ

※三度の書き込みになりますが4日の時点でお亡くなりになられた方が9人、9人目の方は同じ市内の方でした・・・
9人の尊い命、心からご冥福をお祈りいたします

※ 午前中の書き込みでお亡くなりになられた方が5人と書いておりますが夕方の時点で8人に増えております
  今回の暴風雪・大雪災害でお亡くなりになられた方々に心からお悔やみ申し上げます

明け方まで続いた猛吹雪、今は晴れ間も見え出して嵐は過ぎ去りましたが被害状況が判り驚いています
国道を始め各場所で道路が通行止めになり最大180台の車が立ち往生や埋まりお亡くなりになった方も5人・・・酷い状況です
広範囲に停電も起きて暴風雪の怖さを改めて感じている自分です

大波のように暴風で吹き溜まった家の周り、顔を出した太陽の熱で屋根の雪などが一斉に溶け始めました
強風に雪で埋まった庭、野鳥の餌台には風が強く雪は積もりませんでしたが餌が吹き飛んでしまっています
うねるような積雪を妻がガシガシ除雪して歩けるスペースを作り餌を一握り置いています
「こういった時に手を差し伸べるのが人間の役目」と笑顔です
家の周りの除雪も終えて家に入るとスズメたちやヒヨドリがやってきます、昨夜の大荒れは自然に生きる命にも大きな爪を立てたと思います
多くの餌場がこの吹雪で未だ雪の下にある状態、雪を掻き分け餌を置いた妻はある意味街中でも「自然と共存」しているのだと感じました
普段は餌が無くなろうと日決めでしか餌を置かない甘やかしの無い妻ですがこうゆう場面で必要だと感じれば身の丈以上ある雪を掻き分けてでも行動する妻の気持ちに感心してしまいました
少しすると我が家では聞きなれない囀りが聞こえてきます、やっと溶け始めた窓から外を伺うと風で波のようになった雪の頂に普段餌台で見ることが無かったツグミがいます
きっと餌を求めて普段は移動しない場所までやってきたのでしょうね、雀に混じるように餌を啄んで過ごすと何処かへ飛んでゆきました
「これで少しはお腹が膨れたでしょ、さぁ森に戻りなさい、また困ったらいつでもおいでね」
一緒に窓から見守っていた妻の言葉は甘やかしをせずしかし子を見守る親の言葉に感じました