月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

2月26日の月(過満月)

今夜も綺麗な月が昇ってきました、今朝の明け方に沈んだ月がちょうど満月を迎えて沈みましたので12時間経過して再び昇ってきた月は満月から12時間が過ぎていることになります

写真を見ると昇り始めた月ですので上側になる端にもう影が生まれています、早いもので月の表側が全て日に照らされている時間は意外と短いものなんですね
では「これは満月ではない?」と聞かれれば「満月ですよ」と答えます、何故なら「そう言われているから」「そう聞いたから」「そう学んだから」と受動的ではなく実際に今夜空に光っている月を見上げて自分自身がそう見えるから満月でいいんです(笑)
望遠や明るさを突き詰めれば確かに正確な満月時というのは存在します、でも今より月を親しんでいた古人でさえそんな部分に執着はしておらず見上げた月が丸ければ満月、半分なら半月、細ければ三日月・六日月と親しみました
月は月日の流れを教えてくれる天の暦であり、空を通る時計でもあり、満ちていれば夜の明かりとして役立ちました
日本では多くの家屋が襖という扉であり窓の役目もした仕切りがあります、紙を用いた光を通す仕切りであり多くは雨戸など板で外側を覆う構造になっていましたが朝昼は太陽の光を屋内に招き夜は月の光を柔らかく紙面に伝えてくれたのでしょうね
現代の照明が整った環境では普段感じることのない月明かりですが郊外や明かりの乏しい場所に来ると満ちた月明かりの豊かさに驚かされますね
確かに常時夜を照らしてくれる存在ではありませんが1月の半分は天気さえ良ければ夜を明るく照らしてくれます
現代社会は日々進化して自分が振り返っても10年・20年と10年単位で遡るほど身の回りのものが電化していると感じます
原発事故以来電力の意識が高まっている今、自分たちが振り返って電気を使うようになった分を元々必要としていた電気を削ってみては如何でしょう?
携帯やスマホを使うようになった分、固定電話を無くしてみたりテレビを見ないよう消したり
ゲームやパソコンを使う分、厚着をしてヒーターやエアコンの設定を控えめにしてみたり
家族それぞれ各部屋で過ごすなら照明を一段下げて過ごすとか元々100だった電力を次々増やして150も200も求めて豊かに過ごすのではなく100だった生活から何かを増やすのであれば何かを減らすような生活が今求められているのかもしれませんね
自分と同じような年齢の方であればわかると思いますが今のトイレや風呂場って昔は薄暗かったですよね?それで充分だったんですよね
今ではLEDという消費電力の少ない灯りもありますが明るくしてしまえば同じこと
原発が停止して電力不足が問われていますがそれは今までを100と考えれば足りないという感覚で一昔二昔を振り返りそれが100と考えれば過剰過ぎる値なのを理解できると思います
夜空に満ちた光を放つ月の姿を見上げながらちょっと自らの生活を振り返り感じたことを書いてみました