11月22日の月
今朝夜勤が明けて帰宅すると気が抜けたのか昼前には眠気に勝てませんでした
目が覚めるともう夕飯時、夜勤明けを家で寝て過ごすと何だか一日休みを損したような気分になってしまうのは自分だけかな?(笑)
DVDで映画を見ていると買い置きしてあると思ったタバコが切れていて夜遅くにコンビニへと出かけました
玄関を出ると曇っていたはずの夜空には月と星空、足元にはまだ影ができるぐらいの月明かりですね
コンビニから帰ってくるとカメラを取り出し400mmを付けてお月見撮影です
今夜は大気が落ち着いているのかな?月の縁もあまり揺れませんね
そしてなにより夜空が明るくて星も賑やか、月の上へと目を移せば木星が光っていますし右手には冬の大三角形が並んでいます
大三角形に繋がるオリオン座も見えて月明かりが無く街灯なども無ければこの方角には天の川が縦に走っている光景も見えるんでしょうね
今夜は旧暦ではまだ10月、この月が新月を迎えるまでは10月なので正確にはまだ神無月なんですね
今の新暦でも旧暦の呼び名をそのまま用いているのでお正月は本来旧暦ならまだ11月中に迎えてしまうことになってしまいます
ここは世界標準に合わせるために仕方ないことですが中国などでは今でも旧暦の年替わり(年越し)を旧正月として祝っていますね
日本でも旧正月という呼び名は残っていますが七夕や他の旧暦での行事と同じで正確に合わせようとすると毎年数日のズレがありますので判りにくいですし日付的にも把握しやすいように新暦の日付にそのまま置き換えてしまいました
さてまだ神無月、日本中の神社からは多くの神様が出雲へと集って報告や話し合いなどを続けている時期
満月を過ぎて欠け始めたこの月にも神様がいます、月齢を読むという語源からかツクヨミと呼ばれていますね
彼を奉った神社も多くありますしアマテラスやスサノオと並ぶ神様でもあります
でわ神無月の間、ツクヨミも出雲へ出向いているのでこの月には神様がいない文字通り「神無月」なんでしょうか?
これは色々とお話があるので一概には言えませんが日本の神様にも二通りの存在があるようです
日本で一番の神様と思い浮かぶのはアマテラスですよね?それに並ぶスサノオやツクヨミです
では神無月に全国の神様が集うのはアマテラスの奉られている伊勢ではなく何故出雲なのか?
実は太古神々の時代に日本という国を作り上げたのはこの三人ではなくオオクニヌシ(大国主神)という神様
日本の神社から出雲へと集う神様はこのオオクニヌシの元へと集っているんですね
そして今年一年の報告をしたり来年へ向けての話し合いなどを行っています
いわば日本という国の成り立ちや行く末を護っている神様たちです
でわ一般的に有名なアマテラスなどはどんな神様?と聞かれれば今では「日本の象徴」となっていますが戦後を迎えるまでは神の存在であった天皇や皇族へと繋がる日本の政治や統治を司っている神様
オオクニヌシが日本(大和)という国を完成させた際にアマテラスに国の統治を譲ります
オオクニヌシは出雲で全国各地での出来事や決め事を集った神々から聞き話し合って決めるのですが国としての統治や政治はアマテラスから続く天皇家が担っています
ですから日本古来からの神様には二通りの存在があると書いたわけです
日本は古来から中国や朝鮮などから多くの文化・風習を取り入れて自国の文化としてきました
宗教もそうですし暦などもそうです、明治以降は西洋文化も多く取り入れて今では当たり前になった文化・風習が生活一部となっています
よく言えば「幅広く取り入れては吸収する学びの多い国」
しかし根本を見ると「殆どが他国からの文化・風習で自らが持っていたものが無いモノマネ国」となってしまいます
だからこそ日本という国(土地)が生まれた時から続く日本の神々の話や文化を見つめ直す・学ぶと言うことは日本が本来持っていた文化を知るということにもなるので宗教観は抜きにしても面白いものですよ
暦では今年も残り1ヶ月と少し、大晦日・正月と神社に初詣へ出かける際に自分拝む神様が誰なのか判るとお願い事もオオクニヌシ派向けかアマテラス派向けか判ってきますね(笑)