月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

逃走したフラミンゴのその後

この話題は鳥といっても本来北海道にいる野鳥ではありませんしゆくゆくは捕獲・・・最悪は駆除されてしまうので書くかどうか躊躇します
ただ先日逃げたフラミンゴに対してではなくその要因を作ってしまった動物園側の姿勢を書いたのとその後2回目の捕獲も最悪の状態で失敗したのは目も当てられないというより怒りすら感じてしまい書き残すことにします
「動物園からフラミンゴが逃げた」は北海道内だけでなく全国に報道されてみなさんもご存知かと思います
そのフラミンゴは300kmもの移動をして現在オホーツク海側の紋別近くコムケ湖に滞在しているのです
1回目の捕獲作戦は動物園から囮用のフラミンゴを3羽連れてきて組み立てた檻にいれて呼び寄せたのですが・・・上手くゆかず
2回目はお盆休みが明ける頃に始め今度も囮フラミンゴを使い発射式ネットで捕まえる作戦でしたが・・・また失敗
ここまでは生き物を捕まえる難しさが判りますので理解できるのですがこの作戦終了には別の理由もあります
それは囮に使っていたフラミンゴの1羽がキツネなどの肉食動物に襲われ死にもう1羽も持ち去られたように行方不明に・・・1羽のフラミンゴを捕まえるために2羽のフラミンゴを死なせているのです
報道では逃走したフラミンゴはアオサギの群れと一緒に行動しており、と出ているのは自然界に不慣れなフラミンゴが夜間や外敵から身を守るために野生の警戒心を持っているアオサギと一緒に行動していることぐらい何故理解できないのか?
囮に使われたフラミンゴたちは野生を知らないのにおびき寄せるために身を守ることもできない野生に置かれ不十分な自作檻に入れられて逃げることもなく食い殺されてしまったのは・・・お粗末以外の何でもありませんね
前回も書きましたが動物園側が「動物を飼う立場」を改めなければ今後良い方向には向かわないと感じています
北海道の生き物にとってフラミンゴは不必要な存在、このまま捕獲が上手くゆかなければ動物園側は全てが人間の過ちなのに逃げたフラミンゴを殺してでも捕獲(撤去)するんでしょうね・・・閉園状態から復活し全国的にも人気の動物園ですので同じ北海道の人間として庇いたい気持ちもありますがあまりにも不手際が重なるのは残念で仕方がありません

最後に書き加えておきますが決して悲観的に卑下しているわけではありません、これだけネットなど情報が発達していて動物園には今まで視察等で全国の沢山の動物園関係者が来ているはずです
2回の失敗を振り返り自グループだけで補えない部分は全国に向け頭を下げ力を借りましょう、まずは逃げたフラミンゴを無事に捕獲することに今までしなかったことをやる考えを持ち成果を上げその後の始末や責任を取り今回の騒動をしっかり終わらせてください
「たかがフラミンゴ」ではないのです「動物園から逃げたのがトラやライオンでなくフラミンゴだった」だけなんですから