月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

SMC PENTAX 55mm F1.8

お盆休みも今日で終わり、最終日になって真夏のように快晴となりましたー(笑)
気温も30℃を超えて久々の真夏日に暑い暑い!こんな日はエアコンを効かせた車で出掛けて空調の効いたお店巡りでも・・・とは甘い考えですね
原発事故以来の節電運動でお店は何処も冷房を弱め外とあまり変わらぬ暑さ、でも仕方ないですよね日本で起きた事故ですから日本人が我慢しないでどうする!

そういった気持ちが良かったのでしょうか立ち寄ったリサイクル店で見たことのないペンタックスレンズに出会いました
大きめにSMCと表示されてるのは初期のKマウントレンズ(Pレンズ)ですね、300mmを1本持っていますが金属製で重くそれがまたカメラの根源である精密機械さを感じさせてくれる存在
表示を読むと55mmのF1.8、これはスクリューマウントだったM42タクマー時代からKマウントに置き換わった古い時代のレンズ
この後のMレンズであるSMC PENTAX-M 50mm F1.7と同じで中のレンズ1組が張り合わせられたレンズでこれが剥離しているものが多いレンズでもあります
幸い50mm F1.7は剥がれがありませんでしたがそれより古いレンズですのでガラスケースから出して慎重にレンズを確認です

外観は傷みや傷など鏡筒に見られますがレンズ自体は綺麗そうです、絞りを開放にして明るいところ暗いところに向けつつ中のレンズに違和感が無いか縁沿いに白く曇りや汚れがないか確認
最後に手の平サイズのLEDライトで照らして各レンズも眺めてみましたが・・・そこは素人、変な部分が鋭く見抜けるわけもなく店員さんが「カメラをお持ちなら試してもいいですよ」という言葉に「ありがとうございます」と素直に車からカメラを持ってきて試写です(笑)
絞りの動きも問題ありませんしピントリングの動きも引っ掛かりや擦れを感じません、何枚か写してもボケや曇りも周辺にすら見られませんので購入
でもどうでしょう?もし「あれ?」という部分があっても自分は多分買っていたんでしょうねー(笑)

帰宅してレンズを拭き上げて早速庭の花を撮影です、絞り開放のF1.8で最近距離は45cm
ピントはもちろんマニュアル、ところがピントの合う部分が凄く見やすい!他にもMFレンズは沢山持っているのですが何だろう?合焦するとそこが浮き上がったように見える感じでしょうか、クッキリ浮かび上がります
被写界深度が浅いためなのかな?写してみたのを見ると何となく解ったような気がします、雄しべにピントを合わせたのですがそこだけがクッキリ過ぎて浮き出してる感じです

同じように今度はダリアを写したのですがこれも真ん中の雄しべや雌しべにピントを合わせているのに僅かな風の揺れで何処にピントが合っているのか判らない・・・シビアですね
ペンタックスがKマウントに変更して最初のレンズ、古いながらもその性能を感じさせてくれ「使いこなせるかな?」と言われているような感じがしましたー(笑)