月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

12月8日の月

昨晩も夜勤の合間に夜空を見上げるともう満月近くまで満ちた月が光っていました、10日の皆既月食(満月)まであと少し!楽しみですねー

日勤で自宅からお月見できれば300mmで三脚に固定して陰り始めから随時ブログで更新したかったのですが・・・夜勤なので無理ですねー
今年1度目の皆既月食は昇り始めの低い位置での月食でしたが今回は9時を過ぎてからの翳り始めなので天候さえ良ければ高い位置で一部始終を堪能できますね!

月が地球の影で隠れると赤く色付いて見えます、これは月が細く欠けてくると影の部分が薄っすらと見える光とはまた違った光でそう見える現象です
細く欠けた月の影に見える薄い姿は月の明るい部分と同じく太陽に照らされている地球が反射した光で影の部分が薄っすらと照らし出されている「地球照」というもの
しかし月食や満月を向かえている状態は地球を挟んで月と太陽が向かい合っている状態なので地球を照らしている太陽の光は月から見て地球の裏側なので届きません
では太陽の光が地球に遮られてしまって月には太陽の光が届かないのに月が赤く見えるのでしょう?
これは月が赤く見えることで理由がわかります、普段昇ってきては沈む月を見ていて同じように赤っぽく見える時を考えて見ましょう
月の昇り始めと沈み掛けに月は赤だったりオレンジっぽかったりと色付いて見えますね
これは地球の大気が影響して高く昇った月よりも低い月の方が地上で見ている自分達の目に届く月からの光が大気の層を長く通ってくるからなんですねー
光には色んな色が含まれていますが大気中で屈折や拡散をしてしまい赤の波長に近い方がその影響を受けづらく目に届くんですね
でも全くそれ以外の色が届いていない訳ではないのですがただでさえ影が落ちて光が届きにくい状態に地球の縁(大気)を通過してきた光が僅かに届きそれを月が反射して更に自分達の目に届くまでに再び地球の大気を通過してくるのですから影響に強い赤色の光(波長)でさえ「やっと」なのかもしれません
以前火山の噴煙がそれを遮ったり大気汚染・気象悪化などでその僅かな光でさえ地上に届くことが出来ず月の姿が全く見えなくなった事もあるそうです
以前からよく書いていますが宇宙や天体に興味があり月を眺めるというのは星や宇宙を知ることになりますが地上でその姿を見るということは地球の大気や天候なども見ていることになり自分達の住む地球を知る大切な時間でもあります
太古から周期的に繰り返されてきたこの太陽と地球と月の天体ショー、天候次第ですが沢山の皆さんが夜空で楽しむことができればいいなーと願っています
さてー今夜も夜勤、今朝は北海道中が冷え込んでルスツ近くの喜茂別では−25℃まで下がったそう・・・こちら北見も−15℃は下がったのかな?
帰宅すると妻も息子も出掛けていたので家の中も冷えていてストーブを焚いていますがなかなか暖かくなりませんねー
これから夜勤に備えて寝るのですが・・・布団も寒そうなので我が家のニャンコと寝ようかな(笑)