月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

化学・Chemistry

以前から書いていることですが小学生の頃から理科という科目が大好きで学研の「科学」が毎月届くのを楽しみにしていた一人でした
中学生になり学生服を買った際に景品として貰った望遠鏡で月観測に夢中になり理科(特に科学)が好きな科目になりテスト勉強などで図書館などに出掛けても結局「月の科学」や「アポロ計画」の本を見つけて読み耽ったり(笑)
その後も進学してもやはり好きなのは理系でも科学というジャンルでした、同じ理系でも化学はあまり興味がなく物理などの方が身の周りでも実感できる度合いが多かったので興味がありましたね

ところがそれから30年程経った今、自分の仕事は沢山の物質が交じり合った物から決まった物質のみを取り出す抽出
養分に菌を接種してそこから必要な菌体のみを増やす培養や酵素を用いて物質を分解させ新たな物質を作ったり
イオンの働きで物質を精製したり、気圧を変えて物質の濃度を上げたり、化学という言葉が全てに関わる職場

でも面白いことに化学に科学は沢山の関わりを持っているんです、月の満ち欠け(大潮などの周期)が菌体の育成に影響していたり
大気の状況で気圧が変わり反応条件が微細に変わったり、天候の違いや季節の違いで湿度などが影響を与えたり
もちろん取り扱う機器は物理や科学の賜物ですね、全ては子供の頃に大きく取りまとめられ呼ばれていた理科という学問の一部なんだと感じます

学校では様々な科目を習いますが誰しも「得意・不得意」「好き・嫌い」がありますよね、自分もそうでしたが同じく息子もその差が激しいようです(笑)
父親としては厳しく怒ったり指導する役目、でも全教科全てを習得するのは毎日勉強していてもなかなか難しいもの
だからといって諦めたり避けたりは本末転倒ですが「どれか一つでも得意分野を作る」ということは凄く大切なことだと思います

それは全てに平均的というものより一つでも飛びぬけて得意な方が思考や記憶の能力が上げられるんだと思います
好きな物なら得意ということは嫌いな物でも好きになれば吸収できる頭に育つということ、学ぶということは知識を習得する以外にそれが入る脳という入れ物を大きく高性能にするという育ちの場でもありますね
その入れ物がシッカリ育っていれば将来どんな分野が必要になろうと学べる頭が出来ているということですね

夜勤で日勤とは違い人も少なく一人で過ごす時間も多いので作業に向かいながら来年は中学3年生になり高校受験も近付く息子との接し方を考えていました
自分が同じ年だった頃と重ねてみても今は時代も生活環境も違うので一概に同じ行いを押し付けることも難しいかもしれませんね
でも今は「何になりたい・進みたい」と考えるより何に進んでも対応できる頭・体・精神を作る(作れる)大切な年齢だということ
成長も進み不安定になる年頃でもあります、過度な親の期待や押し付けはしようと思いませんがこれから自立(大人)へと向けて助走を始める息子に親としてどう背中を押してあげれるのか

学校ではこういった凄く大切なことは教えてくれません、でもそれを考える思考や知識を働かせる頭の基礎を育ててくれる大切な場所だということを理解してほしいですね
そう思いつつ自分自身も子を持つ親になって今更ながらそれを考えたり学んだりしているのですから「人生常に学び」ですね(笑)