月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

レンズ 覚書

K−rダブルズームキットを購入して18−55mmと55−300mmレンズがあるので広角から望遠までこの2本で足りてしまうのですが・・・そこはレンズ交換が出来る一眼カメラですから他にもレンズを試したくなりますよね(笑)
デジカメを始めた当初「ゆくゆくはデジイチ」と思い始めた毎月のお小遣いから貯める「お父さん貯金」、それで買ったK−rはエントリークラスでも平均より安価だったために欲しいもの(アストロトレーサーなど)を一緒に購入しても予算が少し余りました
余ったとは言え新品のレンズが1本買えるかどうかの額ですから手にしたばかりのペンタックス機に1本のレンズをそうスパ!っと選べないしまずは色々と撮影して自分にあったF値やmm値を把握したくなります
そこで思いつくのはペンタックス機は昔から途中一度マウント変更がありましたがよく聞く「Kマウント」というマウントになってからのレンズは使える魅力がありますね
そこで品揃えが豊富とはいえない田舎町ですが中古レンズを探してみようとリサイクル店や中古店を覗く楽しみが始まりました
SMC PENTAX-F 35-70mm F3.5-4.5 これが初めて買った中古(ジャンク)レンズ、70mm側でマクロ機能も付いています
描写はカッチリ・クッキリという感じではなく柔らかい感じですが滲みや収差があるわけでもなく甘いとは違い優しい描写でしょうか
絞りにA位置があるのでそこに合わせておけば現行のレンズと同じ使用感で使えるのも嬉しいですねー
ただ当時のデザインからちょっとレンズっぽさが薄いかも、色合いも黒でも灰でもなくプラそのものというのが如何でしょう?(笑)
SMC PENTAX-M 50mm F1.7 これも綺麗ながらフィルム用レンズということでジャンク扱いとして安価で売られていたものを購入
昔のレンズらしく金属製で思いもありシッカリとした質感ですがとてもコンパクトでカメラに付けていて突出が目立ちません
ボケ具合も綺麗でF1.7の明るさから薄暗くてもシッカリ写せるのが屋内などで使い易いレンズです
Mレンズですので絞りはレンズ側で設定して撮影前に「実絞り測光」をする一手間が必要となります、もちろんAFも使えませんのでピント合わせはMFになります
RICOH RIKENON 50mm F2 XR500AUTOというリコーのフィルムカメラに付いていたレンズで本当はレンズのみが欲しかったのですがボディとセット販売だったのでカメラ本体ごと購入
これもMレンズと同じくレンズ側で絞りを決めて実絞り測光が必要となりますが外観はほとんどプラ製でとても軽くサイズもコンパクトで邪魔になりません
特にエントリークラスのK−rにはお互いプラ外観から組み合わせも質感がとても良いレンズです、XRが頭に付くXR RIKENONとは違って描写が強めのクッキリ感はそれほど強くありませんがとてもシャープな写りをしてくれます、ただボケ方はそれほど自然に感じませんね
SMC PENTAX 300mm F4 これは札幌に行った際に保証も付いた初めてのジャンクではない中古レンズです(笑)
重いです、金属製で300mmのレンズはプラで軽いK−rとのギャップを感じるぐらい重みを感じます
でもこれが写すとなるとレンズ側に重さがあるためか凄く扱い易いレンズ、Mレンズより前のP(K)レンズと呼ばれる初期のレンズですからピントも絞りもMレンズと同じ手動ですが自分には凄く馴染んでいるレンズです
F4という明るさは300mmで飛びぬけて明るい訳ではありませんが開放からシッカリ写ってくれるのでSSを早めにでき森の中や木陰でもあまり気にしなくても良いのが嬉しいです
ただ最短撮影距離が4mですので思わぬ近さで被写体が見つかると・・・野生動物の場合離れるのを待つしかない場面も(笑)
自分が写す月はほとんどこのレンズで写したものです
ACCESS P-MC 70-210mm F3.5-4.5 これは日本製ということ以外ほとんど判らず見たところ綺麗だったので買ったジャンクレンズです
OEMとして作られたレンズは本来「ここの製品は我社製」と表には出さないので国産以外表記が無くても当たり前ですね
直進ズームの「いかにも昔のズーム」というレンズでしたが手に取るとレンズ内も綺麗でしたし何よりも外観に傷や傷みもなかったので「お試し程度」の散財購入でした、散財と言っても2000円以下なんですけどね(笑)
それが写して見るとボケは正直あまり好きな感じではないのですが凄くクッキリとした写りをしてくれます、他のMFレンズでピントや絞り合わせも慣れていたのでスンナリと使えましたがこれまた金属製レンズですから重みはあります
P-MCというコーティングも不明ですが収差も目立たず日差しにも荒れませんしコントラストも良い感じで野鳥撮影などカメラ散歩に出掛ける際は必ず持ってゆくレンズになっています
以上、今のところ自分が購入したレンズを書きましたがほとんどがジャンクとして安価で売られていたレンズばかり、もちろん他にもジャンクレンズが売られているのですがレンズが傷付いていたり外観が酷かったり・・・流石にそれらには手が進みません
上の評価も決して「現行の新しいレンズを性能的に上回る性能」ということではなく「時代を過ぎても色褪せぬ性能」を持っているという意味での評価です
残っていた1本分に足りるかどうかの予算で買ったレンズたちですがどれもそれぞれ場面によっての役割ができ自分とK−rにとって良きレンズとなっています