月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

10月11日の月

仕事から帰ろうと車に乗り込むとすっかり陽が落ちた空に丸い月がポッカリ浮かんでいます

目で見るだけなら今夜は綺麗な満月です、でも厳密に満月になるのは明日のお昼前11時頃なんで明日の日暮れに昇ってきた月が本当の満月

でもどうでしょう?今夜の月が見れる天気の皆さんは見上げてみて満月に見えませんか?周期から正確な満月を求めて決めるのも良いですがお月見として楽しむなら今夜の月も満月で良いと思います
だってその方が明日の満月と続けて楽しむことが出来るのですから何だか得した気分になりますよねー(笑)

昨日書いた「嵐の大洋の向こう岸が見えれば満月になった証拠」と書きましたが月には秤動という揺らぎのような動きがあるので今回はどれほど見えるのか楽しみです
一見明るい月を見ていると「正確には明日が満月とか言って実は今日が本当は満月で間違っているのでは?」と不安になることも・・・でも2枚目の明るい月を暗くしたのが3枚目ですが満月なら見えないはずの影が左側(特に左下側)にあることが判りますね

参考に9月の満月(中秋の名月)は天候が悪く写せませんでしたのでその前の8月に写した満月を貼ります
試しにこの写真を暗くしても平均的に暗くなるだけで影は現れません、これが満月になった証なんです
そして「嵐の大洋」の向こうに白く対岸が見えるのも判るでしょうか?秤動によってここが広く見えたり僅かしか見えなかったりするのも満月を楽しむポイントですね

こちらも参考に以前の満月をはりますが対岸が8月のより見えていますよね、太陽・地球・月の動きが重なって見える月の姿は「その日見た月は2度と見れない」と言われるぐらい僅かではありますが違っているんですね
あと「あれ月の大きさが違う?」と感じた方は鋭い!(笑)
月は地球の周りを真円ではなく楕円軌道で周っています、ですからいつも同じ大きさではなく近付いたり離れたりで見える大きさも変わっています
ちょうど明日の満月では夜に遠くに位置した月になるのでいつもより小さな満月を見れることになります
この他に満月では昔アメリカのアポロ計画で着陸した地点を一度に見て周ることが出来たり月の縁に秤動で見えたり見えなかったりする地形を楽しんだり夜長になったこの時期でも「一日だけの満月」では見切れないほどの楽しみがいっぱいです
ですから「厳密な満月」よりお月見を楽しめる「丸かったら満月」の方が自分は良いと思いながら今夜も満月を楽しみたいと思います!(笑)