月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

SMC PENTAX-M 50mm F1.7 夕暮れの風景

秋の彼岸も迎えて日に日に夕暮れが早くなってきてますね、以前なら残業無しの5時で帰宅する頃はまだまだ明るくって家に帰って来て夕日を見る感じでしたが今では5時にはもう薄暗く夕焼けも染まり終えを迎えるように・・・晩秋ですね
会社帰りの運転ではライト点けて走る車ばかり、家に着く頃には街並みも街灯に照らされる光景になっています
いつもなら家に向かう方角では無いのですが市内にある芸術文化ホールという駅裏の施設へ寄り道してきました
夜にここの前を通るといつもガラス張りの建物が中の照明で浮かび上がるように綺麗だと思っていましたので日が短くなったこともありK−rで写してみようと寄り道です

三脚を使う訳では無いので自分が持っている一番明るいレンズとしてSMC PENTAX-M 50mm F1.7を使って写してみました
SS(シャッタースピード)1/8秒 絞り1.7 ISO100 WB(ホワイトバランス)オート マニュアル撮影
50mmですのでK−rではやや望遠気味になってしまい横向きでは建物の上下が入りきらず縦向きで写しています
これが28mmや35mmだともっと広く写せるのでしょうねー、やっぱり広角の単焦点レンズも古いのでいいから欲しくなってしまいます(笑)
不慣れな縦写しですしSSが1/8と遅いので手振れを心配しましたがSR(手振れ防止機能)のおかげでブレは感じませんー
絞り1.7と開放の値は目で見ても鉛色に暗くなった空も青く写るんですね、日も暮れていたのでISO100では無理かな?と駄目だったらISOを上げる考えでしたがシッカリと写ってくれて大満足!
ただ一つ不満と言うか違和感があったのは色合いがかなり青味を帯びていること、これは光源が日暮れのためにオートでは正確に判断できなかったのか?
レンズもフィルム時代のものでして購入した際も赤味の入ったフィルターが付けられていたことから元々このレンズは赤みが足りない描写になりやすい特性があるのかもしれませんね
ちなみにそのフィルターは現在外して使用していません、建物内から照らされている照明が目で見る感じはもっと赤いと言うかオレンジっぽいんです

そこで縮小する際に実際に目で感じた色合いに変更してみると青味を抑えるよりかなり赤味を高めないと実際の色合いには近付きません
明るい場面ではそれほど感じなかった色合いの違い、これはWBをオートではなく光源指定して違いを確かめた方が良かったですねー
いつもの事ですが撮り終えてこうやってブログを書いている時にこういった大切なことを思いつくのに写している時には思いつかない・・・まだまだ「写す」ということに余裕がない証拠ですね(笑)
明るめのレンズで絞り開放の撮影ですからもっと淡い感じのボンヤリとした写りになるかと予想していましたが写してみるとクッキリ写りました、手持ちでISOも上げずにこの薄暗さでも気軽に写せるのは明るめのレンズとSRのおかげですね
これなら夜景などを写すのにも使えそうですし2500円以下の36年前レンズでも大満足だと感じました
当時はこれを付けたフィルムカメラでこうやって夕暮れの風景を写していた人もいたんだろうなーとちょっとノスタルジーなオジサンです(笑)