月見猫

PENTAXカメラ愛用、旧レンズ集め、月の写真、野鳥や北海道の写真を写しています 連動ブログhttp://mooncats1966.blog.fc2.com/もどうぞ

8月30日のカルガモ

いつ雨が降ってくるかの曇り空でしたが色々とレンズで確かめたいこともあって公園にて花や野鳥を写しているとやっぱりこの公園に来たら池を覗いてしまいます

先日まで居たマガモたちは見えないですね、他にも休める場所が近くにあるのかな?
カルガモも春には少なかったのに真夏辺りから急に増えましたので河川や何処からか移動して来ているんでしょうね
池を数グループに分かれてカルガモたちが泳いでいましたがこれは今年生まれた兄弟姉妹ごとにやっぱり一緒なのかな?
薄曇りながら確かめたかったのは撮影時にオートではなかなか思うようには写らずシャッタースピード優先や絞り優先などの設定を試したかったのとテレプラスを使用するとピントがかなり甘くなるという話を聞いたので確かめたかったんです
「絞り優先での撮影が良い」とTpongさんからアドバイスを頂き昨日試したTV(シャッター速度優先)ではなくAV(絞り優先)設定でカメラを使うとまず表示されるのはレンズの絞り値(F)
これは明るい方がもちろん良いと思いましたが絞りはピントの合っているように見える範囲(被写界深度)とも関わってくるので開放すれば良いというわけでもなくそのシーンごとに見極めが必要な値でもあります
カルガモが前後して泳ぐシーンですからここは少し絞りを一段絞って前後のカルガモにボケが生じないように選択した方がよいでしょうね
今回はテレプラスを付けてただでさえ暗いレンズになっていますがシャッター速度優先ではレンズの絞り開放にしても補えない時は写真が暗くなってしまうのを絞り優先にすることで絞りの値を変えたとしてもシャッター速度が変わるだけで写真自体の明るさが変わったりしないのでこちらの方が良いとなるんですねーTpongさんありがとうございます!
被写体の動きに合わせたシャッター速度を優先するとそれに見合ったF値を持つ優れたレンズが必要になりますが使用しているレンズのF値範囲に応じて最適のシャッター速度を見出してくれるAVモードはこれからも重宝してくれます!

さてもう一つはテレプラスを用いることによってAFが怪しくなることは購入前から知っていました、実際に試してみると明るい場面やコントラストのハッキリしている被写体ではAFがちゃんと効くのですが夕方や物影などの被写体ではAFが一旦∞や最短へ動いてからピントを取り直す動作になったり迷う動作を繰り返したりになってしまいます
ただ次の点に気をつければかなりAF動作が効くようになるのを感じます、それは説明書にも載っている「AFが苦手なもの」を意識することです
これはコンデジでAF機能のみのデジカメを使っていた自分には曇りや夕方、そして森の中や日陰で撮影しようとすると必ず意識しなければ撮影すらできないものです
テレプラスをつけることで迷う場面もでますがその際に写そうとしている被写体にピント合わせが楽になる部分が無いかなど意識するのです
平坦なものですとただでさえAFは苦手ですね、その近くにラインやエッジのある部分があればそこを狙ったり
無理なら元々AFには苦手なのに更に負担を掛けていると判断してMFに切り替えるのも必要ですね
月を写す際にもそうなんですがノッペリとした月の部分でピントをAFで合わせようとすると上手く出来ない時があります
その際には月の端と夜空の区切れがハッキリした部分にAFを合わせ易いように持ってゆくのです
でもそれでは今度は測光が夜空部分を拾ってしまい月が一気に明るく写るようになって電球みたいになってしまうんです
だからデジイチではピントをAFで合わせ易いようにして合焦したらMFに切り替えAFが効かないようにしてから月を中央に捉えて測光するとちゃんと写ります
慣れてしまえば3秒も掛からない動作ですね、これがAFのみのコンデジでは出来なかったことなのでデジイチになって何倍も月の撮影が楽になりました(笑)
野鳥など望遠で狙う際はピントが合う奥行きと言うか深度が浅くなる傾向にあります、合焦してからシャッターを切るまでの時間も影響しますし被写体が壁に貼ったポスターではなく立体物なのですからその立体(奥行き)を意識しながら絞りを絞ったり合焦させるポイントを意識しなければいけないと実感しています
デジイチはボケ具合を楽しめるカメラですが下手をすると一点にしかピントが合っていない写真ばかりになってしまうかもしれません
今回の薄曇り条件でもそれらを意識してカメラを向けてみるとただでさえメーカー推奨値を上回るレンズにテレプラス2xを付けてF11であってもAFが多々使えますしピントのズレなども無いことが確認出来ました
ただコンデジという機能や性能がデジイチより制限があっても気軽に写せるのとは違いデジイチでは機能や性能が高い分、使う側は思うような結果を出せるようになるまでの時間や熟練が必要になるということを痛感しています
多種多様なシーンを写せる道具を持つと言う事は多種多様なシーンに対応できる自分自身も必要になるということですね
毎月のお小遣いを貯めて、購入するまで色々と調べて迷って、自分が選んだ機械(道具)ですからこれからも今より少しでも上手に写せたり表現できるようこれからも色々と写したり試したり失敗したり成功を喜んだり勉強したいと思います!